2011年9月30日金曜日

闇の中

まだ見えて来ないジャズトリオ。
全くの闇の中。
このまま闇の中で眠りたい。
曲は良いのだが、聴くとやるでは大違い。
長いタイム感を保つのはこれしかないと思い、新品のブラシとマレットを購入。
だがよくよく考えてみるに、もともと和太鼓奏者の私に依頼されたのだ。
と言うことはやはりブラシとマレットは無いか。
スローバラードと和太鼓。
和太鼓とスローバラード
頭が痛くなって来る。
人間断る勇気も必要かとの思いに至る今日この頃。
登山家は頂上を目の前にしても引き戻す事がある。
これだ!
しかしまたよくよく考えてみると、私の場合頂上はおろか、まだ麓で上を見上げている状態だ。
首が疲れて来た。

2011年9月28日水曜日

揺れる

I think it’s gonna rain today.
という曲を聴いている。
女性ヴォーカルが唄うバラード風の素晴らしい曲だ。
平原綾香のジュピターを最初に聴いた時も何だこれはと思ったが、この曲にも共通する点がある。
何度聴いてもジ~ン来る。
聴いてジ~ンと来るのは良いのだが、演奏するのは辛い。
ヴォーカルのタイム感が揺れる。
ピアノが揺れる。
タイムをキープするのがドラマーだが、そうは行かない法華の太鼓だ。(本当はだんだん良くなる法華の太鼓)
辛い、どうして受けたのか?
いや考えても仕方無い。
こういう事はよくあることだ。
苦手な事を一時的には逃れる事は出来てもいつか克服しないといけない時が来る。
私もドラマーだという事を忘れて揺れよう。

2011年9月24日土曜日

女性シンガー

今度岡山国際音楽祭リットシティーで女性ヴォーカリストのコジマサナエさんと共演する事になった。
ジャズピアニストの中西隆さんと私のトリオである。
中西さんとはまだお会いしてないが、優れたピアニストであるとお聞きしている。
コジマサナエさんとは最初に会ってからはもう8年ぐらいになるだろうか、あるイベントで一緒になった。
その頃はもっぱらR&Bを唄っていた。
パンチのある声でお客さんを乗せていた。
その彼女がいつの間にかJazzを多く唄うようになった。
ギターリストの廣木光一さんの影響も大きかったのであろう。
それから彼女はニューヨークに行き音楽活動を続けていた。
4~5年は行ってたと思う。
その彼女が岡山に帰って来た。
そして会った時岡山音楽祭で共演する話が出た。

私は基本的にはジャンルを問わずお誘いを戴いたらお受けする事にしている。
他ジャンルの方と共演すると得るものが一杯あるからだ。

しかし受けた後で言うのも何だが、今までお受けしたコラボの中でもっとも苦手とする処かも知れない。

曲調はと言うとスローのジャズヴォーカルの隙間にピアノがバッキングだけを入るような感じである。
テヌートやリタルダントやフェルマータのようにリズムがゆったりして来る場面もある。
特にヴォーカルは感情表現からリズムのオンタイムをはずして来る。
ドラマー的感覚だけでは合わせにくい。
どうしたものかと考えてはみるが、多分考えるより踊り的な感覚で捕らえて行くのが良い気がする。
またしても挑戦だ。
もし掴めばノーリズムの中で漂う事が出来るだろう。

本番まで後2週間頑張ろう。

2011年9月21日水曜日

無事に

チャリティー和太鼓コンサートが無事に終わった。
両日とも二つの台風のお陰で降雨率80%に達していた。
特に台風15号は奇跡的な動きをし、まるでイベントの終わるのを待っていてくれたかのようだった。
朝から私の携帯には一般の方から「今日はコンサートあるんですか?」との問合わせが多くかかってきた。
皆さん楽しみにしておられたようだった。
楽しみにしてたのは勿論出演者のみんなもだ。
私が「決行します」と答えると皆喜んでいた。

初日に6団体そして2日目に5団体出てくれたのだが、どこの演奏も良かった。
何より叩いている姿が嬉しそうだった。
多分みんなに東北の為に少しでもという想いがあったからであろう。

お客さんは両日とも本当に太鼓が好きなんだなぁという方が多かった。
いろんなグループを熱心に聴かれ一杯の拍手を戴いた。
そして多くの義援金を募金箱に入れてくれた。

イベントに当たってはやるべき事は多かったが、鼓空のメンバーもよく動いてくれたし、当日は出演団体みんなが一生懸命手伝ってくれた。
本当に良いイベントになった。
義援金は翌日20日に日本赤十字社さんにお送りした。
これからも復興までには長い月日がかかるだろう。
私達も絶えず意識しながら活動して行きたいと思う。

2011年9月17日土曜日

決行

明日18日と明後日19日は「東日本大震災復興支援チャリティー和太鼓コンサート」の開催日である。
しかしこの1週間前には天気予報では晴れであったが、台風の発生その影響で両日雨の予報確率が徐々に上がり昨日は80%にまでになった。
流石に私もきついなぁと思った。
今朝もいろいろ考えていたが、結局これだけの太鼓打ちが集まるのだから、たとえ雨でも晴れるのを待ってやればいいのではという考えに達した。
そして昼にこの両日たとえ雨が降っても決行できればと思い、連盟の会長に相談し了解を戴いた。

ところが先程携帯の天気予報を見てびっくり。
「明日は絶好のお出かけ日和、暑さ対策を万全に」だった。
一体何の事やら、我が目を疑った。
80%雨からえらく変ったものだ。
多分叩き手みんなの気持ちがそうさせたのであろう。
明後日ももし大雨になってもやろう。
いくら降っても津波よりはましだ。
みんなが集まり東北の事を思って太鼓を叩くだけでも意味はある。


明日18日明後日19日 10時より
岡山サウスビレッジ(ファーマーズマーケット)

出演団体

  18日(日)
        ふじた傳三郎太鼓
        和太鼓風人
        小ざくら太鼓
        津山鶴丸太鼓
        備中太鼓
        清麻呂太鼓
        合同演奏

19日(月、祝日)
        水島灘源平太鼓
        創作和太鼓 和心
        早島イ草太鼓
        beZen 鼓空 
        備中温羅太鼓
        合同演奏    

皆さんのお越しをお待ちしています。

2011年9月15日木曜日

岡山芸術回廊

昨日は朝後楽園に行き、昼から岡山芸術回廊の会議に出て来た。

岡山芸術回廊とは県のホームページによると
「昨年の岡山国民文化祭の流れを受け、より県民の文化への関心を高め、伝統と魅力あふるる岡山文化を全国に向けて発信する為、後楽園、岡山城を中心とする岡山カルチャーゾーンにおいて、アート作品の展示、パーフォーミングアーツ、ワークショップを開催する。」
となっている。

私達も参加する事になった。
実際は来年が本番で今年はプレイベントになる。
私達は何をするかと言うと後楽園側にサヌカイト(石琴)の奏者の方がおられ、私達は岡山城側にいてお互いに呼応しながら演奏すると言うものである。
後楽園と岡山城の間には旭川が流れていて、幾分離れている。
ざっと100メートルぐらいはあろうか。
山びこ風に応答しあうのは問題ないが、同時に演奏する時は時間差が生じる、発した音が相手側に伝わり帰ってくるに約0.6秒ぐらいかかる。
この差をどう楽しむかがポイントになる。
ひょっとしたら弾んだリズムが生まれるかも知れない。

またサヌカイトから和太鼓の地点まで川の上を糸電話を通し、話ができるようにする案も出されている。
なかなか情緒ある話だ。
どんな感じになるか楽しみだ。

2011年9月13日火曜日

お日待ち

我が村で9月のお日待ちがあった。
お日待ちは1月5月9月と年3回ある神事で宮司さんに村がつつがなき様拝んで戴き、その後諸々の村の行事の取り決めをする。
昔はそれから日の出まで飲み明かしてたそうだ。
何しろ以前はバスも電車も無く、村人はどこに行くにも歩いて行ってたぐらいで、1年を通じてそんなには楽しい事も無かったのではと思う。
今はお日待ちも時代の流れか随分簡略化されている。
神事と取り決めが終わったらお開きとなる。

優秀な会計でもある私は今集めた町内会費を確かめ、かかった経費を計算して残高を明日農協に納める。
早くしないと次々行事があるのでわからなくなってしまうのだ。
ある時は優秀な会計、ある時は崇高な福祉委員、当分は休めそうに無い。

2011年9月12日月曜日

神楽

昨日我が道場で「宇宙神楽」のミーティングと練習があり私達も初めて参加した。
前々から皆さんは発声練習をしたり踊ったりと少しづつ準備をして来ていた。
今回の神楽へのアプローチはまず上から降りて来るものを大切にし、それを形に現して行くやり方だ。
表現者の本来あるべき姿と思うが、降りて来るものを待ってそれを皆で共有し、同じ意識の上で作り上げて行くというのは、かなり時間のかかる作業である。
春頃この話が持ち上がってやっと少しづつ動き始めた感じだ。
昨日は6人の方が来られ、鼓空から3人加わった。

初めに古事記の場面があり、最後に踊りながら御柱を感じて行くと言う流れだ。
今日本も天災人災を受け大変な時期だが、これからの人の在り様を垣間見る一助になれば良いと思う。

2011年9月10日土曜日

プルトーンの火

サンフランシスコの対岸バークレーに住む友人まあちんが制作に関わった映画を送ってきてくれたのでここでも紹介します。
アメリカのウラン採掘においてインディアンや動物、大地 多くのものが犠牲になった事をインタビューを通じて赤裸々に浮かび上がらせています。
是非観て戴きたいと思います。


まあちんより
1993年に衛星チャンネルの番組用に製作したものです。宮田さんが脚本・監督で、私も脚本の一部を手伝い、カメラを回しました。20年近くたっているのが、ちょっとしたショックでした。原発事故だけでなく核産業のあらゆる側面で被害者は昔からいたのです。




「プルトーンの火」(1993年)ドキュメンタリー 世界の核汚染と日本の原子力政策 採掘から廃棄場まで世界中で核燃料サイクルのそれぞれで被害をうけている人々の証言

1/2 http://www.youtube.com/watch?v=9hI_5Xwv4tc

2/2 http://www.youtube.com/watch?v=NpxTNSnz1js&feature=channel_video_title

2011年9月9日金曜日

手抜き

秋の気配が徐々にして来ている今日この頃である。
我が畑も夏草から秋の草に変りつつある。

今年も畑は今二つだった。
できたのは大根、じゃが芋、きゅうり、トマト、おくらぐらいだ。
まだ掘ってないが落花生も多少はできていると思う。
なすび、ピーマン等の片目をつむってても出来る野菜は全く駄目であった。
理由は今年これらの野菜は春に種から始めたのだが発芽せず。
6月の頭ぐらいに、店に残っていた細長い苗から再度始めたのだが遅かったみたいだ。
また例年そうであるが、収穫時前の大事な時期が結構忙しく目が行き届かなかったのも原因の一つだ。

こうして我が自然農の道も難航しているが、これは自然農の問題ではなく私の手抜きの問題だ。
以前ここから牛窓に行く途中に「てぬきうどん」と言う一見讃岐うどんと手打ちうどんを引っ掛けたようなうどん屋があったが、潰れてしまった。
やはり手抜きは駄目なのである。

2011年9月8日木曜日

Newspaper

まあ新聞とすれば良いのだが、前回Radioだったので流れで書いた。
これからはタイトルはみな英語にしようと思う。
・・・・・・・・嘘である。

昨日山陽新聞さんが「東日本大震災復興支援チャリティー和太鼓コンサート」を掲載して下さると言う事で取材を受けた。
場所はふじた傳三郎太鼓さんの稽古場。
記事にコンサートに向けての練習風景の写真が欲しいとのご要望を戴いた。
折角なら最後にする合同曲が良いだろうと、岡山周辺のグループに声をかけようとしたのだが、急な話でもあったので、結局ふじた傳三郎さんと鼓空の練習している様子をカメラに収めて貰った。
傳三郎さんと言えばその中の花みずきの3人と今年3月に台湾公演を共にしたので親しみ深い。
1時間の練習で一緒に音を出したり、聴かさせて貰ったりと有意義な時を過ごした。
感謝である。

また機会があれば内の道場に来て戴いたり、出かけたりして共に太鼓が叩ければと思う。

2011年9月7日水曜日

Radio

久しぶりにラジオ局に行った。
レディオモモさんだ。
「東日本大震災復興支援チャリティー和太鼓コンサート」を取り上げてくれることになった。
打ち合わせの後すぐに15分間の収録。
最初気を使ってくれたのか、私の過去を暴かれ、beZen 鼓空の名前の由来等を聞かれる。
由来については普段全く聞かれることが無いので、何となく恥ずかしいが喜んで話す。
そして本題コンサートの内容を細かく説明。
多くのお客さんに来て戴けるようお願いして終わった。
あっと言う間の時間だったが楽しかった。
アナウンサーの方は上手いので、どんどん喋ることを引っ張り出してくれる。
あんなに楽しいなら、ある事無い事見つけてまた行こう。

2011年9月5日月曜日

天災

台風が過ぎ去った後もニュースを見ていると、ますます被害の甚大さがわかってくる。
本当に被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げたい。
地震に台風と天災が続く。
何故にと思うが、地球も生き物として考える方が良いのかも知れない。
人は非力だ。
でも一生懸命生きよう。

2011年9月4日日曜日

台風の目

台風が過ぎ去った。
ゆっくりな大型台風で大雨を降らし、他県では河川の氾濫や地すべりで多くの被害があったらしい。
特に台風の進路の東側が被害が大きかったみたいだ。
で直撃された岡山県であるが、やはり雨量は多く大きな河まで水かさが増し、広い地域に避難勧告が出されたが、小さい被害はあったものの幸い大きな被害には至らなかった。

私はというと台風の威力を殆ど感じなかった。
不感症になったのか?
台風が四国に上陸した頃にいつもよりはちょっと風がきついかなと思ったが、後は雨は降ったものの風の強さは全く感じなかった。
おそらく台風の直撃でずっと大きな目の中にいたのだと思う。
まあ不幸中の幸いだ。

残念な事は楽しみにしてたイベントが1つ流れた事だ。
9月18日19日のチャリティーの時には台風もどうにか思い留まって欲しい。

2011年9月3日土曜日

家の中で

昨日夕方より牛窓から前島に行くフェリーが欠航しているらしい。
お陰で今日のMOONROADは中止になった。
まああまりにも台風のコースとタイミングがばっちりなので仕方無い処だ。
で私は今日、本来教えに行くことになっていた某グループにイベントが中止になったので行けますよと連絡したのだが、そこも警報が出ているので今日は休みにしますとのことだった。
まあそれはそうだなぁと私も納得。
こうして私は外に出て行くのも何だし、一挙に暇となった。
しかしながら台風の風と雨の中猫と家にいれるのは有り難いことだと感じる。
山にいる猪や鹿はどうしているのだろう?
びしょびしょになるは風はきついはで「もう嫌だぁ~」と言ってるのか?
折角暇になったし、今日は1人太鼓で遊ぶかな。

2011年9月2日金曜日

台風

今大型の台風が本州、四国に近付いている。
明日の朝には上陸とも。
あの私達明日の朝は牛窓から船に乗って前島に渡り、夜は月を眺めつつ波の音を聴きロマンティックな気分に浸る事になっているんですけど。
天気図を見てるとなんか狙い撃ちされているような。
鼓空は元来晴れグループで過去14年間でイベントが雨で流れたのは3回程だ。
だからまだわからない。
とは言うもののフェリーが止まったらどうしようもない。
泳いで渡るか。
着替えを持って行こう。