今度岡山国際音楽祭リットシティーで女性ヴォーカリストのコジマサナエさんと共演する事になった。
ジャズピアニストの中西隆さんと私のトリオである。
中西さんとはまだお会いしてないが、優れたピアニストであるとお聞きしている。
コジマサナエさんとは最初に会ってからはもう8年ぐらいになるだろうか、あるイベントで一緒になった。
その頃はもっぱらR&Bを唄っていた。
パンチのある声でお客さんを乗せていた。
その彼女がいつの間にかJazzを多く唄うようになった。
ギターリストの廣木光一さんの影響も大きかったのであろう。
それから彼女はニューヨークに行き音楽活動を続けていた。
4~5年は行ってたと思う。
その彼女が岡山に帰って来た。
そして会った時岡山音楽祭で共演する話が出た。
私は基本的にはジャンルを問わずお誘いを戴いたらお受けする事にしている。
他ジャンルの方と共演すると得るものが一杯あるからだ。
しかし受けた後で言うのも何だが、今までお受けしたコラボの中でもっとも苦手とする処かも知れない。
曲調はと言うとスローのジャズヴォーカルの隙間にピアノがバッキングだけを入るような感じである。
テヌートやリタルダントやフェルマータのようにリズムがゆったりして来る場面もある。
特にヴォーカルは感情表現からリズムのオンタイムをはずして来る。
ドラマー的感覚だけでは合わせにくい。
どうしたものかと考えてはみるが、多分考えるより踊り的な感覚で捕らえて行くのが良い気がする。
またしても挑戦だ。
もし掴めばノーリズムの中で漂う事が出来るだろう。
本番まで後2週間頑張ろう。
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