岡山を代表する前衛書道家 曽我英丘先生が亡くなられた。
あまりに急な事だったので私の心にぽっかりと穴が空いた。
実は先生とは1週間前の日曜日に玉井宮 龍神際で書道と和太鼓のコラボをさせていただく事になっていた。ところが台風の影響で前日の土曜日はかろうじてお祭りが出来たがこの日は流石に雨も強くなり中止になった。私はその日先生とは会えなかったが宮司さんには「ではまたの機会に~」と言いお宮をあとにした。
玉井宮さんではよく先生と酒を飲みながらお話しをさせていただいた。先生は小柄であったが凄くスケールの大きな方であった。
私は先生とお話しするのが大好きだった。先生は我が親しき友、蟠龍さん(書道家)の師でもあった。なので私達が共演する時は観に来て下さっていた。
9月初めに開かれた「KAYA」にも来て下さり公演後「素晴らしかった。」とのお言葉を戴いた。今日お通夜だったが大勢の方々が来られていた。私も今晩は先生を偲びながらゆっくり酒を飲もう。
2015年2月2日月曜日
小さき声のカノン
鎌仲ひとみさん監督の映画「小さき声のカノン」を観た。
彼女は今までも「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」等、原発そして被ばくの問題を現場でのドキュメンタリーとして取り上げて来られた。
今回の「小さき声のカノン」は福島で子供たちを放射能から守ろうとする母親たちを取材し、またチェルノブイリ事故を体験したベラルーシ、ウクライナを訪ね、被爆された方々、病院などを取材されている。
まだまだ何も解決されてない福島とこれからどう関係して行くか改めて考えさせられる作品だった。
彼女は今までも「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」等、原発そして被ばくの問題を現場でのドキュメンタリーとして取り上げて来られた。
今回の「小さき声のカノン」は福島で子供たちを放射能から守ろうとする母親たちを取材し、またチェルノブイリ事故を体験したベラルーシ、ウクライナを訪ね、被爆された方々、病院などを取材されている。
まだまだ何も解決されてない福島とこれからどう関係して行くか改めて考えさせられる作品だった。
2013年1月26日土曜日
犬島の古民家
この処時間があれば瀬戸内海は犬島に行っている。
実は息子の慧がこの島の古民家を改造してカフェを作ろうとしているのだ。
息子はベネッセの関係や自然の家の関係でもう何年も犬島に通っている。
が本来は自分でアート作品を作って行きたいと思っている。
古民家については1年ぐらい前から他の物件の改築を進めていた。
がしかし管理していた人と大家さんの間に何人かいて話がこじれてしまった。
私も気になり息子と犬島に渡り新たに家を探していると、かなり良い物件が見つかった。
で良く調べてみると以前おばあさんが一人で住まわれていたのだが、今は空家になっていて、4人のお子さん達も岡山に住んでおられるとの事。
私達は早速お子さん達に連絡を取り、事情をお話すると快く貸して戴ける事になった。
家はまだしっかりしているし、庭もかなり広い。
ただ家の中の壁が朽ちていたり、汚れている処があり、全部塗り直す事になった。
この作業も下塗りから始め全部で4回塗らなければならず大変な作業だ。息子も頑張って塗っていた。
私はと言うと下塗りもしたが、もっぱら外の畑作り。
場所は母屋の隣で、前はここにもう一棟あったのだが取り壊されていた。
ここを畑にする事にした。
しかしこの作業がなかなか難航している。
まず土を掘り返してみると、中から家の土壁はもとより、石や瓦、レンガ、板の瓦礫が一杯出て来る。
これを一つ一つ拾い、猫車で運び、掘った処に山土を持って来て入れると言う作業だ。
ここのスペースはさ程広くはないのだが、すでに5日間程費やしている。
まだトイレを修繕したり土間を綺麗にしたりとかなりすべき事があるが、出来れば3月20日から始まる瀬戸内国際芸術祭に間に合わせたいと思っている。
全て完成すればなかなかゆったりと気持ち良い処なので皆さんにもおいで戴き犬島を堪能して貰えればと思う。
実は息子の慧がこの島の古民家を改造してカフェを作ろうとしているのだ。
息子はベネッセの関係や自然の家の関係でもう何年も犬島に通っている。
が本来は自分でアート作品を作って行きたいと思っている。
古民家については1年ぐらい前から他の物件の改築を進めていた。
がしかし管理していた人と大家さんの間に何人かいて話がこじれてしまった。
私も気になり息子と犬島に渡り新たに家を探していると、かなり良い物件が見つかった。
で良く調べてみると以前おばあさんが一人で住まわれていたのだが、今は空家になっていて、4人のお子さん達も岡山に住んでおられるとの事。
私達は早速お子さん達に連絡を取り、事情をお話すると快く貸して戴ける事になった。
家はまだしっかりしているし、庭もかなり広い。
ただ家の中の壁が朽ちていたり、汚れている処があり、全部塗り直す事になった。
この作業も下塗りから始め全部で4回塗らなければならず大変な作業だ。息子も頑張って塗っていた。
私はと言うと下塗りもしたが、もっぱら外の畑作り。
場所は母屋の隣で、前はここにもう一棟あったのだが取り壊されていた。
ここを畑にする事にした。
しかしこの作業がなかなか難航している。
まず土を掘り返してみると、中から家の土壁はもとより、石や瓦、レンガ、板の瓦礫が一杯出て来る。
これを一つ一つ拾い、猫車で運び、掘った処に山土を持って来て入れると言う作業だ。
ここのスペースはさ程広くはないのだが、すでに5日間程費やしている。
まだトイレを修繕したり土間を綺麗にしたりとかなりすべき事があるが、出来れば3月20日から始まる瀬戸内国際芸術祭に間に合わせたいと思っている。
全て完成すればなかなかゆったりと気持ち良い処なので皆さんにもおいで戴き犬島を堪能して貰えればと思う。
2012年6月27日水曜日
ふくしま集団疎開裁判の会代表井上利男さん講演会
私達が福島でもお世話になった「ふくしま集団疎開裁判の会」代表の井上利男さんが京都の講演の後、瀬戸内市に来て講演してくれる事になりました。
今の福島の状況、子供達の事、脱原発運動の事等を丁寧にわかり易く解説して戴けると思います。
福島の問題は私達の問題でもあります。
皆さんの参加をお待ちしています。
http://besobernow-yuima.blogspot.jp/2012/06/74-bezen.html
日 時 : 7月4日(水) 19時より
会 場 : 空スタ(鼓空道場) <住所>瀬戸内市長船町飯井1250-4
入場料 : カンパをいただけると助かります。(¥1000-)
主 催 : せとうち交流プロジェクト <問合せ>0869-26-5917 (乙倉)
(もし参加いただける方は駐車場との関係がありますので予め連絡を戴けると有難いです。)
今の福島の状況、子供達の事、脱原発運動の事等を丁寧にわかり易く解説して戴けると思います。
福島の問題は私達の問題でもあります。
皆さんの参加をお待ちしています。
http://besobernow-yuima.blogspot.jp/2012/06/74-bezen.html
日 時 : 7月4日(水) 19時より
会 場 : 空スタ(鼓空道場) <住所>瀬戸内市長船町飯井1250-4
入場料 : カンパをいただけると助かります。(¥1000-)
主 催 : せとうち交流プロジェクト <問合せ>0869-26-5917 (乙倉)
(もし参加いただける方は駐車場との関係がありますので予め連絡を戴けると有難いです。)
2012年2月28日火曜日
ひかりのおと
「ひかりのおと」という映画がある。
もともとミュージシャンを目指していた青年が父の怪我をきっかけに郷里に戻り、家業の酪農を始めるという話である。
しかし酪農の現状や土地独特の人間模様、将来見えぬ不満で悩む、がその中からなんとか希望を見出して行くという物語である。
舞台は岡山県真庭市。
本当に素朴でかつリアリティーのある作品だ。
岡山県ではすでに40箇所以上で上映されている。
オランダのロッテルダムの映画祭でも取り上げられ賞賛を受けていた。
この映画の監督をしているのは山崎樹一郎。
実は私の従兄弟である。
30代の青年だ。
彼は大学の時から映画にのめり込み数々作品を作っていた。
卒業後、映画の道に進もうかどうか現実的な問題で悩んでいた。
その彼が祖父母のいた岡山の湯原に帰って来て、トマト作りを始めた。
この映画はこのトマトの閑散期に地元の知人を集めて作ったものだ。
映画の主人公と本人の生き様とだぶっている処があり興味深い。
まだまだ今年度も何箇所かの上映が残っているし、追加公演もあるそうだ。
もし興味がある方は是非足をお運び下さい。
ひかりのおと公式サイトhttp://hikarinooto.jp/
もともとミュージシャンを目指していた青年が父の怪我をきっかけに郷里に戻り、家業の酪農を始めるという話である。
しかし酪農の現状や土地独特の人間模様、将来見えぬ不満で悩む、がその中からなんとか希望を見出して行くという物語である。
舞台は岡山県真庭市。
本当に素朴でかつリアリティーのある作品だ。
岡山県ではすでに40箇所以上で上映されている。
オランダのロッテルダムの映画祭でも取り上げられ賞賛を受けていた。
この映画の監督をしているのは山崎樹一郎。
実は私の従兄弟である。
30代の青年だ。
彼は大学の時から映画にのめり込み数々作品を作っていた。
卒業後、映画の道に進もうかどうか現実的な問題で悩んでいた。
その彼が祖父母のいた岡山の湯原に帰って来て、トマト作りを始めた。
この映画はこのトマトの閑散期に地元の知人を集めて作ったものだ。
映画の主人公と本人の生き様とだぶっている処があり興味深い。
まだまだ今年度も何箇所かの上映が残っているし、追加公演もあるそうだ。
もし興味がある方は是非足をお運び下さい。
ひかりのおと公式サイトhttp://hikarinooto.jp/
2012年2月5日日曜日
吉備の中山
この処いろんな事で吉備津彦神社に行かせて戴く。
先日伺った時いつも親しくして戴いている神官さんから同神社のある吉備の中山のパワースポットを教えて戴いた。
また神官さん自ら登る為の杖も選んで渡してくれた。
私も以前からスポットのある事は薄々知っていて興味を持っていたが、杖まで渡された以上登らないわけには行かない。
昔のままの古道を登る。
山々の木々が気持ち良い。
1時間弱で神官さんに是非と言われていた鏡岩に着く。
神秘な場所だけに言葉を挟みたくないが是非と言われた意味が良くわかる。
ここは陰陽の陰に当たる。
陰は暗いとかネガティブと言う意味では決してない。
どちらかと言えばSecret的な感じを私は受けた。
その後陽なる元宮盤座に行った。
やはり太陽の当たる岩であった。
参拝した後、今年は龍年すぐ側にある八大龍王にもお参りした。
この日は時間も限られていたので、これまでにして下山。
今日また神社に行く用事があったので、今回は吉備彦の御陵に行った。
宮内庁の管轄で中までは入れなかったが、前方後円墳の方側からお参りをした。
その後すぐ側の岩でできた穴観音に行った。
そしてやはり観音様を祭っている八徳寺に行き、三十三観音像で守られている参道を通って下山した。
巨大な岩群、吉備津神社、吉備津彦神社、黒住教の神社、そして観音様を奉っているお寺、数々の古墳、吉備の中山本当に奥深い感じがする処だ。
先日伺った時いつも親しくして戴いている神官さんから同神社のある吉備の中山のパワースポットを教えて戴いた。
また神官さん自ら登る為の杖も選んで渡してくれた。
私も以前からスポットのある事は薄々知っていて興味を持っていたが、杖まで渡された以上登らないわけには行かない。
昔のままの古道を登る。
山々の木々が気持ち良い。
1時間弱で神官さんに是非と言われていた鏡岩に着く。
神秘な場所だけに言葉を挟みたくないが是非と言われた意味が良くわかる。
ここは陰陽の陰に当たる。
陰は暗いとかネガティブと言う意味では決してない。
どちらかと言えばSecret的な感じを私は受けた。
その後陽なる元宮盤座に行った。
やはり太陽の当たる岩であった。
参拝した後、今年は龍年すぐ側にある八大龍王にもお参りした。
この日は時間も限られていたので、これまでにして下山。
今日また神社に行く用事があったので、今回は吉備彦の御陵に行った。
宮内庁の管轄で中までは入れなかったが、前方後円墳の方側からお参りをした。
その後すぐ側の岩でできた穴観音に行った。
そしてやはり観音様を祭っている八徳寺に行き、三十三観音像で守られている参道を通って下山した。
巨大な岩群、吉備津神社、吉備津彦神社、黒住教の神社、そして観音様を奉っているお寺、数々の古墳、吉備の中山本当に奥深い感じがする処だ。
2012年1月12日木曜日
2012年1月6日金曜日
2011年12月31日土曜日
大晦日
本当に1年経つのは早いものだ。
今年は2度目の台湾、同じく2度目の韓国公演と楽しい事もあったが、やはり大震災、原発事故による心理的影響もかなりあった。
私達に出来る事はと、チャリティーイベントに力を注いだりはしたが、まだまだ満たされない想いである。
起きた事は仕方ないとしても、起きてなお曖昧な情報、原発の再稼動の話、また原発のシステムを海外に売ろうとする話を聴くと、一体何を学んだのかと思う。
極端に聴こえるかも知れないが、人間は経済がどうあれ、衣、食、住が足りれば生きていける。
農業、漁業等の1次産業さえしっかりしていれば生を繋ぐ事が出来る。
少し腹をくくっても良い時期に来ているのではなかろうか。
来年はいよいよ龍の年。
大きな事が一杯起きそうな気がする。
どうでも対処出来るようにしておきたい。
まずは正月三が日私は獅子舞の太鼓を叩きに行く。
良き年となるよう祈りつつ叩きたい。
皆さんも祈って下さい。
今年は2度目の台湾、同じく2度目の韓国公演と楽しい事もあったが、やはり大震災、原発事故による心理的影響もかなりあった。
私達に出来る事はと、チャリティーイベントに力を注いだりはしたが、まだまだ満たされない想いである。
起きた事は仕方ないとしても、起きてなお曖昧な情報、原発の再稼動の話、また原発のシステムを海外に売ろうとする話を聴くと、一体何を学んだのかと思う。
極端に聴こえるかも知れないが、人間は経済がどうあれ、衣、食、住が足りれば生きていける。
農業、漁業等の1次産業さえしっかりしていれば生を繋ぐ事が出来る。
少し腹をくくっても良い時期に来ているのではなかろうか。
来年はいよいよ龍の年。
大きな事が一杯起きそうな気がする。
どうでも対処出来るようにしておきたい。
まずは正月三が日私は獅子舞の太鼓を叩きに行く。
良き年となるよう祈りつつ叩きたい。
皆さんも祈って下さい。
2011年12月19日月曜日
2011年9月10日土曜日
プルトーンの火
サンフランシスコの対岸バークレーに住む友人まあちんが制作に関わった映画を送ってきてくれたのでここでも紹介します。
アメリカのウラン採掘においてインディアンや動物、大地 多くのものが犠牲になった事をインタビューを通じて赤裸々に浮かび上がらせています。
是非観て戴きたいと思います。
まあちんより
1993年に衛星チャンネルの番組用に製作したものです。宮田さんが脚本・監督で、私も脚本の一部を手伝い、カメラを回しました。20年近くたっているのが、ちょっとしたショックでした。原発事故だけでなく核産業のあらゆる側面で被害者は昔からいたのです。
「プルトーンの火」(1993年)ドキュメンタリー 世界の核汚染と日本の原子力政策 採掘から廃棄場まで世界中で核燃料サイクルのそれぞれで被害をうけている人々の証言
1/2 http://www.youtube.com/watch?v=9hI_5Xwv4tc
2/2 http://www.youtube.com/watch?v=NpxTNSnz1js&feature=channel_video_title
アメリカのウラン採掘においてインディアンや動物、大地 多くのものが犠牲になった事をインタビューを通じて赤裸々に浮かび上がらせています。
是非観て戴きたいと思います。
まあちんより
1993年に衛星チャンネルの番組用に製作したものです。宮田さんが脚本・監督で、私も脚本の一部を手伝い、カメラを回しました。20年近くたっているのが、ちょっとしたショックでした。原発事故だけでなく核産業のあらゆる側面で被害者は昔からいたのです。
「プルトーンの火」(1993年)ドキュメンタリー 世界の核汚染と日本の原子力政策 採掘から廃棄場まで世界中で核燃料サイクルのそれぞれで被害をうけている人々の証言
1/2 http://www.youtube.com/watch?v=9hI_5Xwv4tc
2/2 http://www.youtube.com/watch?v=NpxTNSnz1js&feature=channel_video_title
2011年9月5日月曜日
2011年8月26日金曜日
古代吉備
今日は吉備津彦神社で悠0さんに会い、一緒に造山古墳に行った。
何故行ったかと言うと、11月11日にここで宇宙神楽なるものをするので下見をする為だ。
古墳の下で古代吉備を研究している0さんと合流した。
この古墳は前方後円墳で全国で4番目の大きさらしい。
あまりの大きさに吉備の首長であるとか、はたまた大和から来た権力者かとか学者の意見も分かれているそうだ。
ちなみにOさんは応神天皇の陵かも知れないと言っていたし、また悠0さんは卑弥呼の墓かもと言っていた。
いずれもロマンのある話だ。
私達はまずは方(四角)の部分に登った。
上には神社があった。
何故か阿蘇の石で作った石棺もあった。
次に前方なる場所から後円なる処に移動した。
円の方が高い位置にある。
登って見るとやはり上は広かった。
見晴らしの良い処で温羅が住んでいた鬼城や最上稲荷奥の院、他の古墳群が見える。
0さんが秀吉の高松城の水攻めの時各武将が陣取った山々を教えてくれる。
私は円の周りを歩いた。
しばらくして悠0さんの友達の絵描きさんが登って来た。
彼女は地元の方でやはり古代吉備についてもよく知っていて、温羅と吉備津彦の戦った場所やそれに纏わるゆかりの地名等を教えてくれた。
吉備の国は歴史から抹殺された部分が多く、今盛んに歴史の見直しをしているそうだ。
私も吉備の歴史に左程詳しくはなかったが、流石にこの巨大遺跡の上に立ち周りを見渡すとここでたくさんの事が起きてきたんだなぁとは容易に想像する事が出来る。
もう少し吉備の国の研究もしてみようかな。
何故行ったかと言うと、11月11日にここで宇宙神楽なるものをするので下見をする為だ。
古墳の下で古代吉備を研究している0さんと合流した。
この古墳は前方後円墳で全国で4番目の大きさらしい。
あまりの大きさに吉備の首長であるとか、はたまた大和から来た権力者かとか学者の意見も分かれているそうだ。
ちなみにOさんは応神天皇の陵かも知れないと言っていたし、また悠0さんは卑弥呼の墓かもと言っていた。
いずれもロマンのある話だ。
私達はまずは方(四角)の部分に登った。
上には神社があった。
何故か阿蘇の石で作った石棺もあった。
次に前方なる場所から後円なる処に移動した。
円の方が高い位置にある。
登って見るとやはり上は広かった。
見晴らしの良い処で温羅が住んでいた鬼城や最上稲荷奥の院、他の古墳群が見える。
0さんが秀吉の高松城の水攻めの時各武将が陣取った山々を教えてくれる。
私は円の周りを歩いた。
しばらくして悠0さんの友達の絵描きさんが登って来た。
彼女は地元の方でやはり古代吉備についてもよく知っていて、温羅と吉備津彦の戦った場所やそれに纏わるゆかりの地名等を教えてくれた。
吉備の国は歴史から抹殺された部分が多く、今盛んに歴史の見直しをしているそうだ。
私も吉備の歴史に左程詳しくはなかったが、流石にこの巨大遺跡の上に立ち周りを見渡すとここでたくさんの事が起きてきたんだなぁとは容易に想像する事が出来る。
もう少し吉備の国の研究もしてみようかな。
2011年8月13日土曜日
娘
ブログにも時々登場してた母が急逝しほぼ1週間が経った。
私は喪中真っ只中ではあるが、一昨日から昨日まで東京に行って来た。
娘の公演が新宿のスペース雑遊であったからだ。
私は前から娘も頑張っているので16公演の内どこかで観に行こうと決めていた。
今回母が亡くなり、娘は初日目前だったにも関わらず帰って来た。
娘は母が大好きだった。
通夜だけを一緒に過ごし、葬儀の朝早く東京に戻った。
今回は「automata」と言う演劇で1769年頃のヨーロッパの見世物小屋の話で、その中にチェスで人に勝つ自動人形と言うのがあり、これがお客を呼びアメリカにも渡ると言う話である。
娘は演劇集団「円」に属しているが、今回は円からは大先輩の方が1人、他は「俳優座」の方々ばかりであった。
話の内容には夢やユニークさもあるが、憂いもあった。
娘は腹話術をするピエロでシリアスな役柄だった。
周りの俳優人の演技は流石に凄く、どんどん惹き込まれて行く。
こんな人達に囲まれて演劇が出来る娘は幸せだと思った。
今回精神的にも肉体的にもきつかった娘だが楽日まで頑張って欲しい。
私は喪中真っ只中ではあるが、一昨日から昨日まで東京に行って来た。
娘の公演が新宿のスペース雑遊であったからだ。
私は前から娘も頑張っているので16公演の内どこかで観に行こうと決めていた。
今回母が亡くなり、娘は初日目前だったにも関わらず帰って来た。
娘は母が大好きだった。
通夜だけを一緒に過ごし、葬儀の朝早く東京に戻った。
今回は「automata」と言う演劇で1769年頃のヨーロッパの見世物小屋の話で、その中にチェスで人に勝つ自動人形と言うのがあり、これがお客を呼びアメリカにも渡ると言う話である。
娘は演劇集団「円」に属しているが、今回は円からは大先輩の方が1人、他は「俳優座」の方々ばかりであった。
話の内容には夢やユニークさもあるが、憂いもあった。
娘は腹話術をするピエロでシリアスな役柄だった。
周りの俳優人の演技は流石に凄く、どんどん惹き込まれて行く。
こんな人達に囲まれて演劇が出来る娘は幸せだと思った。
今回精神的にも肉体的にもきつかった娘だが楽日まで頑張って欲しい。
2011年8月11日木曜日
2011年7月23日土曜日
チェルノブイリ②
先日アメリカのバークレーに住む友人夫婦がチェルノブイリで従事してた女性科学者の話の前半を翻訳しこちらに送ってくれていたが、今回全部完成したからと再度送ってくれた。
皆さんにも読んで戴きたい。
私は一昨日の深夜BSだったと思うが偶然チェルノブイリの原発事故の起る様子そしてその後の対応を事実に基づいてドキュメント的に制作された映画を見た。
かなり衝撃的なものだった。
そこには起きた事が想像を絶する事態で現実だと受け止められない現場の指揮官、作業員の姿があった。
また事実が判った時点でも、責任の問題、対面上の問題で事実を極端に過少に報告する姿勢。
作業員にも事実を正確に伝えず、無防備で作業をさせ、住民にもパニックになるからと現実を教えず、多くの人々が被爆して亡くなった事が報じられていた。
人間の心理的プロセス(個人レベルから国レベルまで)が被害をとてつもなく大きなものにしていた事がよくわかる。
ではバークレーの大羽夫妻からの情報を記そう。
皆様、
チェルノブイリの事故処理にあたった女性科学者、ナタリア・マンズロヴァが体験を語った「Hard Duty」の日本語訳が終わりましたので、お読み頂ければ幸いです。チェルノブイリの経験から学び、福島の原発事故による健康への被害が少しでも軽減されれば、という願いを込めて翻訳させていただきました。既にパート1はお読みになった方もいらっしゃるかと思いますが、翻訳のいきさつ、著作権のことなどについて前書きに目を通していただいてから、本文の方をご覧ください。
http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/index.html 〔日本語訳前書き)
http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/HardDuty_JP.pdf 〔本文)
大羽比早子
皆さんにも読んで戴きたい。
私は一昨日の深夜BSだったと思うが偶然チェルノブイリの原発事故の起る様子そしてその後の対応を事実に基づいてドキュメント的に制作された映画を見た。
かなり衝撃的なものだった。
そこには起きた事が想像を絶する事態で現実だと受け止められない現場の指揮官、作業員の姿があった。
また事実が判った時点でも、責任の問題、対面上の問題で事実を極端に過少に報告する姿勢。
作業員にも事実を正確に伝えず、無防備で作業をさせ、住民にもパニックになるからと現実を教えず、多くの人々が被爆して亡くなった事が報じられていた。
人間の心理的プロセス(個人レベルから国レベルまで)が被害をとてつもなく大きなものにしていた事がよくわかる。
ではバークレーの大羽夫妻からの情報を記そう。
皆様、
チェルノブイリの事故処理にあたった女性科学者、ナタリア・マンズロヴァが体験を語った「Hard Duty」の日本語訳が終わりましたので、お読み頂ければ幸いです。チェルノブイリの経験から学び、福島の原発事故による健康への被害が少しでも軽減されれば、という願いを込めて翻訳させていただきました。既にパート1はお読みになった方もいらっしゃるかと思いますが、翻訳のいきさつ、著作権のことなどについて前書きに目を通していただいてから、本文の方をご覧ください。
http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/index.html 〔日本語訳前書き)
http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/HardDuty_JP.pdf 〔本文)
大羽比早子
2011年7月1日金曜日
内部被爆
今日ニュースを見てて怒りが込み上げた。
民間団体が福島の子供達10人の内部被爆を検査した処全員が被爆をしていると言うのだ。
セシウム137が1リットル中1.13ベクレル検出されたらしい。
よくニュースでただちには影響が出る数値ではないと言うが、何も無ければ内部被爆は無い。
国は子供達の被爆量を年間20ミリシーベルトと大人でも厳しい数値を決めたり、根拠がまるでわからない。
私は風評被害と言う言葉にも疑問を感じている。
確かに全く関係のない物がうわさで関係付けられ被害を被るのはおかしいし、あってはならない事だ。
しかし勝手に決めた数値以下だったら大丈夫だとするやり方には納得がいかない。
またこれを言うと混乱が生ずるからと隠す姿勢は国民を馬鹿にしている。
危なければまずはそれから逃げる事だと思う。
食べる物、水には本当に注意して欲しい。
勿論農業、漁業に携わっている方々は大変な被害を受け、その上収穫した物が何も売れない状況は過酷であろう。
しかし多少でも危険が潜むなら、一端それから離れて欲しい。
またその方々を受け容れる国策、また民間の力が大いに必要だ。
民間団体が福島の子供達10人の内部被爆を検査した処全員が被爆をしていると言うのだ。
セシウム137が1リットル中1.13ベクレル検出されたらしい。
よくニュースでただちには影響が出る数値ではないと言うが、何も無ければ内部被爆は無い。
国は子供達の被爆量を年間20ミリシーベルトと大人でも厳しい数値を決めたり、根拠がまるでわからない。
私は風評被害と言う言葉にも疑問を感じている。
確かに全く関係のない物がうわさで関係付けられ被害を被るのはおかしいし、あってはならない事だ。
しかし勝手に決めた数値以下だったら大丈夫だとするやり方には納得がいかない。
またこれを言うと混乱が生ずるからと隠す姿勢は国民を馬鹿にしている。
危なければまずはそれから逃げる事だと思う。
食べる物、水には本当に注意して欲しい。
勿論農業、漁業に携わっている方々は大変な被害を受け、その上収穫した物が何も売れない状況は過酷であろう。
しかし多少でも危険が潜むなら、一端それから離れて欲しい。
またその方々を受け容れる国策、また民間の力が大いに必要だ。
2011年6月28日火曜日
チェルノブイリ
サンフランシスコの対岸のバークレーに住む友達比早子さんからチェルノブイリの原発事故の表立っていない情報、記録が入って来ました。
福島の状況に近い部分が多々あるので読んで戴ければと思います。
以下彼女からのメールです。
皆様、
Hello everyone,
チェルノブイリで原発事故処理作業に従事した科学者、ナタリア・マンズロヴァが、原発事故の過酷な現実を語る 「Hard Duty」 パート1の日本語訳が下記のリンクでご覧いただけます。
福島原発事故後の日本と世界を考える上で、とても重要なことが書かれていると思います。被爆による被害が少しでも軽減されるよう、よろしければお知り合いの方々にもナタリアの経験をお伝えください。パート2もまもなく翻訳が終わります。
― 大羽比早子http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/
The below is the Japanese translation of “Hard Duty ? Part 1”in which one of
the scientists worked in Chernobyl for cleanup of the disaster, Natalia
Manzurova, describes the severe reality of nuclear accident.
She is talking about valuable facts that help us think about the situations in
Japan and the world after the Fukushima Nuclear Accident. To reduce the effect
of radiation exposure, please share the experience of Natalia with your friends.
The translation of Part 2 will be done soon.
― Hisako Oba
English version: ”Hard Duty” (C)Copyright, 2006 Natalia Borisovna Manzurova &
Cathie L Sulliva,
http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty.pdf
「Hard Duty」より抜粋:
From “Hard Duty”
キャシー・サリヴァン: 政府の対応はあまりに貧弱で遅く、批判に対する恐れから機能不全になっていた。事件直後10日間のニュース規制により、多くの人々が被曝から身を守るために必要な情報を手にすることができなかった。
The government response was too little, too slow, and crippled by fear of
criticism. An immediate 10-day news blackout left thousands of people with
inadequate information on protecting themselves from radiation.
ナタリア・マンズロヴァ: 多くの場合、致命的な被曝は、高濃度の放射線領域から離れるよう警告する計器がなかったために起こりました。
Often the fatal radiation exposures were for lack of monitors capable of warning
them away from high radiation areas.
福島の状況に近い部分が多々あるので読んで戴ければと思います。
以下彼女からのメールです。
皆様、
Hello everyone,
チェルノブイリで原発事故処理作業に従事した科学者、ナタリア・マンズロヴァが、原発事故の過酷な現実を語る 「Hard Duty」 パート1の日本語訳が下記のリンクでご覧いただけます。
福島原発事故後の日本と世界を考える上で、とても重要なことが書かれていると思います。被爆による被害が少しでも軽減されるよう、よろしければお知り合いの方々にもナタリアの経験をお伝えください。パート2もまもなく翻訳が終わります。
― 大羽比早子http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty/
The below is the Japanese translation of “Hard Duty ? Part 1”in which one of
the scientists worked in Chernobyl for cleanup of the disaster, Natalia
Manzurova, describes the severe reality of nuclear accident.
She is talking about valuable facts that help us think about the situations in
Japan and the world after the Fukushima Nuclear Accident. To reduce the effect
of radiation exposure, please share the experience of Natalia with your friends.
The translation of Part 2 will be done soon.
― Hisako Oba
English version: ”Hard Duty” (C)Copyright, 2006 Natalia Borisovna Manzurova &
Cathie L Sulliva,
http://www.zenplanning.com/nuke/HardDuty.pdf
「Hard Duty」より抜粋:
From “Hard Duty”
キャシー・サリヴァン: 政府の対応はあまりに貧弱で遅く、批判に対する恐れから機能不全になっていた。事件直後10日間のニュース規制により、多くの人々が被曝から身を守るために必要な情報を手にすることができなかった。
The government response was too little, too slow, and crippled by fear of
criticism. An immediate 10-day news blackout left thousands of people with
inadequate information on protecting themselves from radiation.
ナタリア・マンズロヴァ: 多くの場合、致命的な被曝は、高濃度の放射線領域から離れるよう警告する計器がなかったために起こりました。
Often the fatal radiation exposures were for lack of monitors capable of warning
them away from high radiation areas.
2011年5月31日火曜日
2011年4月24日日曜日
脱原発
今日は午後から映画を観に行った。
タイトルは「ミツバチの羽音と地球の回転」である。
この映画は上関原発そして祝島の人達をテーマにしている。
この種の映画は大手マスコミがまず手を出さない為、民間の一部の人達が場所を借り上映される事が多い。
映画の内容は以前このブログでも紹介した「祝島」と似ている。
上関原発に反対する祝島島民の目線から作られている。
島民は殆どお爺さんお婆さんであるが、もうかれこれ30年近く毎週月曜日に集まっては原発反対のデモをしている。
島民の殆どは農業と漁業で生計を立てている。
故にこの瀬戸内海を汚さず、綺麗なまま後世に残す為に反対運動をして来た。
反対運動はしているけど普段のお爺さんお婆さんの顔はいつも笑顔で明るい。
映画の途中でスウェーデンの電力の状況がレポートされている。
スウェーデンはやはり脱原発の国で自然エネルギーの供給に力を入れている。
凄いのは各家庭がどのエネルギーを使うかで電力会社を選ぶ事が出来る点だ。
たとえばある家は風力発電所から電気を引くとかだ。
日本では大手電力会社が独占していて、その社と下請け会社の利権を守る為に自然エネルギーの開発にはかなり否定的だ。
またマスコミにも大手スポンサーである電力会社は自分達に不利な情報は流さないように圧力をかけている。
先日講演を聞かさせて貰った田中優さんも言っておられたが、大手電力会社が独占を止め、また国が脱原発の方に動いたら日本は原発無しでも自然エネルギーで電力を補う事が出来るそうだ。
またこうした太陽光、風力、地熱、海の波による発電の技術は日本は世界でも秀でているらしい。
原発が無いと日本はどうにもならなくなると言うのはまやかしだとの事。
映画の後この映画の監督釜仲ひとみさんのトークビデオの上映があった。
今日本政府が安全だと言っている放射線量の基準値がとんでもなく高い事。
今再開された小学校での多くが数値が高く、子供が将来に渡って危険である事。
六ヶ所村に使用済み燃料の量がとてつもなく多く蓄積されている事。
今度一度使った燃料からプルトニウムを抽出して再利用する事になっているが、このプルトニウム自体がウランに比べても桁違いに危険な物質である事などを述べられていた。
もう人は今までの事を教訓に脱原発に進むべきだ。
もし日本がそちらの方向に向かえば多くの国が追随するかも知れない。
世界全体から原発が無くなれば良い。
タイトルは「ミツバチの羽音と地球の回転」である。
この映画は上関原発そして祝島の人達をテーマにしている。
この種の映画は大手マスコミがまず手を出さない為、民間の一部の人達が場所を借り上映される事が多い。
映画の内容は以前このブログでも紹介した「祝島」と似ている。
上関原発に反対する祝島島民の目線から作られている。
島民は殆どお爺さんお婆さんであるが、もうかれこれ30年近く毎週月曜日に集まっては原発反対のデモをしている。
島民の殆どは農業と漁業で生計を立てている。
故にこの瀬戸内海を汚さず、綺麗なまま後世に残す為に反対運動をして来た。
反対運動はしているけど普段のお爺さんお婆さんの顔はいつも笑顔で明るい。
映画の途中でスウェーデンの電力の状況がレポートされている。
スウェーデンはやはり脱原発の国で自然エネルギーの供給に力を入れている。
凄いのは各家庭がどのエネルギーを使うかで電力会社を選ぶ事が出来る点だ。
たとえばある家は風力発電所から電気を引くとかだ。
日本では大手電力会社が独占していて、その社と下請け会社の利権を守る為に自然エネルギーの開発にはかなり否定的だ。
またマスコミにも大手スポンサーである電力会社は自分達に不利な情報は流さないように圧力をかけている。
先日講演を聞かさせて貰った田中優さんも言っておられたが、大手電力会社が独占を止め、また国が脱原発の方に動いたら日本は原発無しでも自然エネルギーで電力を補う事が出来るそうだ。
またこうした太陽光、風力、地熱、海の波による発電の技術は日本は世界でも秀でているらしい。
原発が無いと日本はどうにもならなくなると言うのはまやかしだとの事。
映画の後この映画の監督釜仲ひとみさんのトークビデオの上映があった。
今日本政府が安全だと言っている放射線量の基準値がとんでもなく高い事。
今再開された小学校での多くが数値が高く、子供が将来に渡って危険である事。
六ヶ所村に使用済み燃料の量がとてつもなく多く蓄積されている事。
今度一度使った燃料からプルトニウムを抽出して再利用する事になっているが、このプルトニウム自体がウランに比べても桁違いに危険な物質である事などを述べられていた。
もう人は今までの事を教訓に脱原発に進むべきだ。
もし日本がそちらの方向に向かえば多くの国が追随するかも知れない。
世界全体から原発が無くなれば良い。
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