ウチに一匹猫がいる。
名前はモ-。
捨て猫だったのだが、口元の左右に黒い模様があり、何故か平安時代の貴族を彷彿するな顔立ちだ。
なぜモ-となったか、これには深い訳がある。
① ある日、この家に放浪の猫が立ち寄り居ついてしまった。
その猫にマ-と名付けた。
② ある日、この家に子犬が拾われて来た。
その子犬にミ-と名付けた。
③ ミ-は大きくなり子供を産んだ。
ミ-の子だからム-と名付けた。
④ 草刈が面倒なので、山羊を飼うことにした。
一匹の子山羊が来た。
名前をメ-と名付けた。
次はやはりモ-かと思ったが、牛を飼うのは流石に大変そうである。
しかしながら、ある日、黒と白のホルスタイン模様の雄の子猫が来た。
名前はモ-に決定した。
モ-は最初上品に家猫として飼われていた。
がある時外に出たいと言ったので、出してみた。
最初は近場のお散歩だったのだが、序々に行動範囲が拡がった。
で、よその猫の縄張りにまで行くようになった。
当然喧嘩になり、負けては帰って来ていた。
しかしながら、ある時から、外でお泊りする様になった。
以前は毎日帰って来ていたのだが、丸1日帰らず、2日3日と帰らず、1週間帰らず、2週間帰らずとなった。
おそらくここの部落のBOSSにまで昇進したのであろう。
たまに帰って来ても、私の顔を見て、元気にしとるかと言い、見回っては、また出て行くのである。
変な感じ。
そのモ-がとうとう帰って来なくなった。
部落を何度も探したが、見つからなかった。
4ヶ月の月日が経ち、流石に私は何かあって死んだのではと思うようになった。
・・・・・・・・・・・・ この続きはまた明日に ・・・・・・・・・・・
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