2009年6月16日火曜日

モ- ②

4ヶ月経って、死んでしまったのではと思っていた、ウチのモ-息子がある晩ニャ-と言って帰って来た。
がボロボロだった。

目と鼻はぐじゅぐじゅ、口からはよだれ、肩の辺りと、手足は傷だらけ、それにやせ細っていた。
前の勇ましさは微塵もなかった。

で私の足にすがる様に、もう駄目だ、助けてくれと言った。

翌朝一番で病院に連れて行った。

あごの骨が折れていた。また右下の牙も折れていた。
先生は、交通事故にあったのではと言われた。
脱水症状も起こしているし、体温も落ちていた。
かなり危険な状態で、この2、3日が山だろうとの事だった。

すぐ入院、まずあごを固定し、餌も食べれない状態だったので、のどに穴を開け、チュ-ブを通し、栄養剤、流動食を流し込めるようにした。

また、手でチュ-ブを引っ掛けないように、下敷きを丸めたような物をのどの周りに取り付けた。

こうして、安静の中1週間が過ぎた。

体重も入院した時は3.8kgしかなかったのだが、多少増え、体温も元に戻った。
先生も駄目かもと思っていたらしく、この子は生命力がありますねと感心されていた。
私もBOSSの地位まで行ったのだから、そうかもと思った。

家に連れて帰り、檻の中に入れていた。
しばらくは、横になったままだった。
それから1週間ぐらい経つと毛並みも戻ってきて立ち上がり、檻が狭いと言い出した。
で家の中で、放す事にした。
餌も口から食べれるようになり、のどのチュ-ブをはずし、下敷きも取った。

日が経つに連れ、体重もますます増えて6.5kgになった。
若干太めではと思う程である。

こうなると自信も序々に出始め、家から出してくれと言った。
前統治してたエリアの事が気になりだしたようだ。
私もずっと、家の中に閉じ込めて置くのもなぁと思い、出す事にした。

颯爽と出かけて行ったのだが、現実は甘くなかった。

またまた大喧嘩をし、負けて帰って来た。

牙も折れているし、前のようには戦えなかったのだろう。

でもモ-は何度も何度も戦いに行った。

その度に傷だらけで帰って来た。

傷をしては、しばらく家で静養し、癒えるとまた出て行く。でまた敗れる。

私は何度も、もう止めとけと言ったが聞かなかった。

今回また大傷を負い、帰って来た。

今私の側で休んでいる。

このままゆっくり過ごしてくれればいいのだが・・・・

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