2013年8月29日木曜日

台湾 3

今回私達が呼んで貰ったのは台湾の中元節と言う祭である。
日本にもお中元と言う言葉があるが、台湾では昔から8月に神鬼と呼ばれる鬼が地上に降りて来て、人々はこれを温かく持て成し8月の終わりに天上に帰って貰うそうだ。
私達は嘉義県の民雄市の大仕翁廟と言う大きな寺の祭に出演した。前回 前々回はそれぞれ台北県 台中県の中をそれぞれ6〜7ヶ所まわるツアーだったが今回は民雄だけの公演だった。
最初はここで9回公演の予定だったが前半台風で3回流れ そして最終日の今日もまた台風で中止らしい。
しかし私達は1日2回公演になったり、小さな車にそれぞれ太鼓を載せて鬼の面を被りながら太鼓を叩いてパレードしたりと結局8回程演奏した。
お客さん達も都会の人達と比べると少しシャイな感じで馬鹿騒ぎする事は無いが皆ニコニコ手拍子をしてくれたり、子供が踊ってくれたり演奏後に良かったと声をかけてくれたのでまずは勤めを果たしたかなって感じ。
地元の放送局も来て演奏風景を撮ったり私に何か喋ってくれと言うので取りあえず呼んでくれた事に感謝の意を伝えた。
また台湾の新聞にも写真つきで掲載されていた。
今回面白かったのは一緒のステージに立っていたボリビアのピーターと4回程共演できた事だ。
彼は正にネイティブアメリカンの風貌で普段はお互い冗談を言って笑いあったりするのだが、いざケイナやサンポニャを吹き出すと魂を揺さぶられる感じがする。
最初は彼と私達のステージの間でコンドルは飛んで行くを共演したのだが今回私達をオーガナイズしてくれた蔡さん兄弟もいたく感動してくれ次からはもう1曲ドラムダンスと言う曲が増えた。
急ではあったが中々良い経験が出来た。
彼は台湾や中国やヨーロッパやロシア等でも演奏をしていて日本にもバンドを連れて2回来ているそうだ。
また機会があったら岡山にも呼べればと思う。
今テレビを観ると台風で私達が行っている民雄の一部地域は膝辺りまで浸かる大水が出ている。
中止になるのも止む終えない感じ。
今回も台湾でアートや音楽関係のをプロデュースをしている蔡さん兄弟チンコクさんクンターさんシンコウさんには大変お世話になった。
ボリビアのピーター蔡さん兄弟そして私達みんなSecond Languageだったが殆ど問題が無かった。
蔡チンコクさんも毎朝台湾の歴史や宗教感などを丁寧に教えてくれた。
内のメンバーも久しぶりに勉強した感じになった。
本当に良い人達だ。
彼等にもまた日本に来て欲しい。
彼等程丁寧な接待は出来ないかも知れないけどこれからも信頼関係を大切に友情を培って行きたい。

台湾 2

私達は20日に台湾に着いたのだが台風の為翌日から3日間イベントが中止になった。
結局25日に台北から嘉義県に戻って来た。
泊まっているのは太保市にある3階建てのドミトリー。
この辺りは台北や台中市とは違って広い農村地帯である。
特に砂糖きびが一杯作られている。
ざわわ ざわわだ。
でレストランも少なく最初は30分程かけて海岸線に行き海鮮料理を食べに行ったり、この地方ならではの店に連れて行って貰った。
この店は入っても最初は全くわからなかった。
が出て来た料理はお好み焼きの上に黒胡麻かなと思ったら実は小さな蟻だった。
そしてコオロギや蛙の揚げたのが出て来る
全く初の経験に驚く。実は砂糖きび畑にいる小動物は美味いのだそうだ。
私には何の判断材料も無いが。
ただ実際口にしてみると思ったより違和感が無い。
蟻も胡麻かと思えば胡麻だしコオロギも揚げてあるのでパリパリしている、蛙も鳥の唐揚げに似た感じ。
まあこの店はこの地区では有名らしく確かに味付けは良かった。
朝食はやはりフルーツこの地区は一杯採れるので安くて美味い。
バナナは勿論マンゴー、パイナップル ドラゴンフルーツ その他見た事も無い果物が店先に並んでいるので買って来る。
マンゴー食べ放題も何のそのである。
その他も食事に関しては充実しててこちらの人が良く食べる朝粥を食べに行ったり、中華料理以外にも日本風居酒屋やしゃぶしゃぶにも行った。
またこの処ドミトリーの近くに鈴木さんと言う方が日本風ラーメンやカレーそして美味い味噌汁を出しているのがわかり、安くて美味いのでよく行かせて貰っている。
そんなわけで台湾生活事情を報告 次回はいよいよ お仕事の方も
続く。

2013年8月28日水曜日

台湾 1

台湾に来てから早8日経った。
中々海外の携帯の使い方に慣れて無い為今になってしまった。
今回は来る早々台風に合い最初3日間はイベントが中止となった。
そのお陰というのも何だが二泊三日で台北に遊びに行った。
泊まった場所は今回も世話になっている蔡さんの長男のチンコクさんの家 台北のど真ん中にあり 蒋介石を祀っている中正紀念堂や孫文を祀っている國父史跡紀念堂も近く大学や大きな公園もあり良い処だった。
台北では私の好きな龍泉寺に付き合って貰ったり、またこちらも前にも来た故宮博物館に再度連れて行って貰った。
チンコクさんは以前ここで15年働いてた事があり、顔見知りの人も多く美味しいお茶を何杯も呼ばれた。
また台北で一番少龍包が美味いと言うお店にも連れて行って貰った。
流石に有名なだけに30分程待たされたが やはり美味かった。
生地が薄いにも関わらず汁がたっぷり入っていて おそらくかなりの技術を要するものだろうと思った。
こうしてまだ全く働いてない私達は台北を満喫しそろそろ働かないとなぁと気合を入れつつ再度嘉義県に向かうのであった。
続く。

2013年8月20日火曜日

台湾公演

これから関空に向かいます。
今回は台湾の嘉義市を中心に9公演行います。
帰ったらまた報告しますので。

2013年8月15日木曜日

犬島音頭

昨日は犬島自然の家で夏祭りがあった。
行くと広場の真ん中にやぐらが立っていた。
このやぐらの上で私と元メンバーの古道里さんとが太鼓を叩き、その周りで盆踊りを踊るという事だった。
盆踊りの曲は犬島音頭、太鼓と唄だけの素朴な曲だがなかなか味がある。
もともとは犬島の精錬所が稼働してた頃多くの人が出稼ぎに来ていて、中でも福島からの人が多かったそうな。
で盆の時に福島の民謡を唄いながら太鼓を叩き踊ったらしい。
その曲に犬島の詩を載せできだのが犬島音頭だ。
今年の春、せとうち国際芸術祭が始まる時に一度港で犬島音頭をやったので私達は2回目だった。
私も楽しみに行ったのだが、太鼓を叩くのは少々難しかった。
本当は唄の人と太鼓で生の演奏をするのが一番であるが、皆さん年を重ねて唄える人がいない。
それで昔に録音した音源に合わせて太鼓を叩き踊るのだ。
今回はやぐらの下にカラオケ用のアンプ スピーカーを置き流した。
私もこの状況は厳しいなぁと覚悟はしていたが、予想は的中太鼓を少し大きめに叩けば音源が聴こえない。
私はつらく涙しながら太鼓を叩いた。
しかしやぐらの周りでは昔若かったご婦人方や青年達が楽しそうに踊っていた。
結局合間合間に芝居やカラオケをはさみながら3回踊った。
今度は誰かに唄を覚えて貰ってお互い生で気持良く太鼓を叩いてみたいものだ。

2013年8月7日水曜日

夏盛りあれこれ

たくさんのボランティアの皆さんのおかげもあり福島の子供達も前島を中心に岡山を満喫して帰られた。
私達鼓空のメンバー達も宿泊所の掃除をしたり、ライブの時の音響や照明や司会を担当したり、勿論太鼓も何回か叩いた。
また内の婦人部隊(本人達はレディースと言ってるが)おでんを作ったりしていた。
こうして無事に夏の保養キャンプを楽しく終える事が出来た。
また来年も繋がって行くことだろう。
この日曜日には岡山市と韓国の富川市の友好親善のレセプションがあった。
私達も岡山市の国際課からの依頼で太鼓を叩きに行った。
富川市からはいつも韓国に行く度にお世話になっているキムグァンス議長も来られていて私達が舞台に立つと飛んで私達の処に来られて、久しぶりの再会のハグをした。
また同じくお世話になっている舞踊のオウリョン先生はウラジャの総踊りに行かれてて会えなかったが、後で通訳さんからまた富川に来て下さいとの伝言を戴いた。
韓国にも信頼すべき人達がいる事は嬉しい。
後2週間で台湾ツアーが始まるし、帰ったら犬島OneDrop Fes がある。
その後もイベントが続くし他ジャンルの方々との共演もある。
忙しい夏となりそうだ。
気力で駆け抜けよう。

2013年8月1日木曜日

4日間

あっという間に8月に入った。
最近は考えなければいけない事、やらなければいけない事で流石に利発な私でもいささか混乱気味である。
日々予定表を見ながらこなして行くのが精一杯。
今日からライブも4日間続く。
今日は玉野市で明日は前島で福島の子供達と鎌仲ひとみさん田中優さんのトークショーを聞き、その後みんなと共にたそがれライブがある。
明後日はキャンドルナイト、牛窗花火大会で太鼓を叩く。
私もバタバタしてて、ずっと島におれる状況ではなかったが、この3日間は島に泊まるので遊ぼう。
4日の朝には福島の方々が帰られるのでお見送りをする。
その後私達は岡山の全日空ホテルへ。
岡山桃太郎祭に合わせて岡山の姉妹都市である韓国の富川市から友好親善訪問団が来られ、歓迎夕食会が開かれる。
岡山からは高谷市長や市会議院を初め多くの方々が列席される模様、また韓国からも私達が訪朝する時にいつもお世話になっているキムグァンス市会議長を初め、いつも行く度にホテルを手配してくれたり、美味しいお店に連れて行ってくれる舞踏のオウリョン先生。
再会が楽しみだ。