今回私達が呼んで貰ったのは台湾の中元節と言う祭である。
日本にもお中元と言う言葉があるが、台湾では昔から8月に神鬼と呼ばれる鬼が地上に降りて来て、人々はこれを温かく持て成し8月の終わりに天上に帰って貰うそうだ。
私達は嘉義県の民雄市の大仕翁廟と言う大きな寺の祭に出演した。前回 前々回はそれぞれ台北県 台中県の中をそれぞれ6〜7ヶ所まわるツアーだったが今回は民雄だけの公演だった。
最初はここで9回公演の予定だったが前半台風で3回流れ そして最終日の今日もまた台風で中止らしい。
しかし私達は1日2回公演になったり、小さな車にそれぞれ太鼓を載せて鬼の面を被りながら太鼓を叩いてパレードしたりと結局8回程演奏した。
お客さん達も都会の人達と比べると少しシャイな感じで馬鹿騒ぎする事は無いが皆ニコニコ手拍子をしてくれたり、子供が踊ってくれたり演奏後に良かったと声をかけてくれたのでまずは勤めを果たしたかなって感じ。
地元の放送局も来て演奏風景を撮ったり私に何か喋ってくれと言うので取りあえず呼んでくれた事に感謝の意を伝えた。
また台湾の新聞にも写真つきで掲載されていた。
今回面白かったのは一緒のステージに立っていたボリビアのピーターと4回程共演できた事だ。
彼は正にネイティブアメリカンの風貌で普段はお互い冗談を言って笑いあったりするのだが、いざケイナやサンポニャを吹き出すと魂を揺さぶられる感じがする。
最初は彼と私達のステージの間でコンドルは飛んで行くを共演したのだが今回私達をオーガナイズしてくれた蔡さん兄弟もいたく感動してくれ次からはもう1曲ドラムダンスと言う曲が増えた。
急ではあったが中々良い経験が出来た。
彼は台湾や中国やヨーロッパやロシア等でも演奏をしていて日本にもバンドを連れて2回来ているそうだ。
また機会があったら岡山にも呼べればと思う。
今テレビを観ると台風で私達が行っている民雄の一部地域は膝辺りまで浸かる大水が出ている。
中止になるのも止む終えない感じ。
今回も台湾でアートや音楽関係のをプロデュースをしている蔡さん兄弟チンコクさんクンターさんシンコウさんには大変お世話になった。
ボリビアのピーター蔡さん兄弟そして私達みんなSecond Languageだったが殆ど問題が無かった。
蔡チンコクさんも毎朝台湾の歴史や宗教感などを丁寧に教えてくれた。
内のメンバーも久しぶりに勉強した感じになった。
本当に良い人達だ。
彼等にもまた日本に来て欲しい。
彼等程丁寧な接待は出来ないかも知れないけどこれからも信頼関係を大切に友情を培って行きたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿