我が部落の山の中腹に伊良高八幡宮というお宮がある。
以前長船の歴史を調べていた長老が伊良高は高麗を逆にしているのではと推察されていた。
なかなか興味深く聞かさせて貰ったが、あくまで推察だったし村の人達も本当の処はわからない。
だがここは農村集落であるので、このお宮を中心に1年中の行事が決められて行く。
1月、5月、9月に開かれるお日待ちそして春祭り、夏祭り、秋祭りである。
先週1週間は春祭りであった。
8日に神社と参道の清掃をしてからおしば下がり、神様がお宮から部落に下りて来られる。
お迎えするのがその年の祷屋(とうや)である。
新しく家を建てたお宅とか、繁盛しているお宅が受ける事が多い。
神様が祷屋に入られる時に祷開きという神事をする。
これで神様は1週間村人と共に過ごすのである。
村人はこの間宮田(神田とも言う)の草刈や用水の清掃もする。
昨日は神様が1週間の村での滞在を終えられ、お宮に戻られた。
お宮で神事が行われる。
神事の後は皆にお神酒が振舞われた。
何人かの人が私に春祭りだから太鼓を打ってくれと言う。
1年中村で太鼓を叩いている私、村の祭りに叩かないのも可笑しい。
気持ち良く奉納の太鼓を叩かせて貰った。
その後は村の奥さん連中が作ったバラ寿司をよばれる。
海老やイカの上に木の芽が載っていて香りが良い。
天気も良く適度にお神酒も戴き、良い春祭りだった。
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