昨日台湾から帰って来た。
今回は台中市の主催する「免躍芸百 2011台中女馬祖国際観光文化節」という祭りに出演した。 ちなみに女馬は一字であり女馬祖でMazuと発音するらしい。
3月22日朝3時前に三美一体の花みずきのメンバーが我が道場に来てすぐ関空に向けて出発。搭乗手続き後、9時15分のJALで台北に飛んだ。
空港では蔡さん親子が向かえに来てくれていた。
台北から岡山市の姉妹都市新竹市で食事をし、台中に向かう。
この日はこの後ゆっくりできたが、翌日23日から帰る前日28日までは毎日舞台が続いた。
6公演である、25日からは鼓空のSさんも加わった。
演奏する場所は台湾の人達の信仰を集めているお宮さんの前の特設ステージ。
どこのお宮も大きく赤白を基調に緑、黄色が入り鮮やかだが装飾は細かい。
毎回私達の前に台湾のバンドや太鼓チーム、民族音楽の人達が演奏する。
どの演奏も楽しく拝見した。
私達のステージは清流、花みずき、瞬、きずな、鬼太鼓、紫の光、舞の順だった。
清流と紫の光、舞は鼓空の曲で瞬は私のソロ、花みずきときずなは傳三郎太鼓さんの持ち曲だ。台湾行きの話が決まったのは3月になってから、それから4回ぐらいの音合わせで本番を迎えた。
最初は時間の無さに不安もあったが、流石に若き三美一体の吸収力は凄く、あっと言う間に私達の曲を覚えた。
彼女達の花みずきはユニット名になっていて息もぴったしだったので、私達は加わらず、きずなで共演をした。
どこの舞台でもお客さんが凄く喜んでくれ、拍手を一杯くれた。
行った甲斐があった。
日本の地震、津波、原子力発電所の問題を心配してくれた方も多かった。
いきなり私の前に来て手を合わされる方もおり、私もやっと拝まれる立場になったかと思ったが、実はそうではなく、お悔やみを言っておられたようだ。
毎日続く舞台だが、昼の空いている時には買い物をしたり、コーヒーを飲みに行ったり、孔子廟や台中公園に行ったりした。
食事は朝はホテルのバイキング、夜は最初舞台の前に弁当を買って来てくれていたのだが、これはご飯の上に牛肉や豚肉を揚げた物が載ってたのだが、少し油が強く、皆食欲が湧かなくなったので、後半はしゃぶしゃぶやすき焼きに連れて行って貰っていた。
あと地元の人達がいつも食べている豆や米粉で作っているお粥ト豆醤(トウチャ)米醤、小ろん包等は疲れた胃にも優しく美味しかった。
台湾の人達とのコミュニケーションだが、英語はごくごく一部の人しか喋れない。
日本語はある程度年配の方なら喋れる人もいる。
多くは蔡ママが台湾語と日本語の橋渡しをしてくれた。
言葉は通じにくいが台湾の方々は本当に優しかった。
私が毎日顔を合わせていたホテルの守衛のおじさんにちょっと飲みに行って来るわと手を口に当ててジェスチャーをしたら、すぐ手招きをしたから行ってみると58度の台湾の酒をくれたり、その後もお茶の接待をしてくれたりした。
バスに乗った時、降りる場所がわからなくなり地図を見ていたら、すぐ2人の方が教えに来てくれた。
またホテルへの帰りに道に迷い消防署に入って聞こうとしたら、すぐ電話を取り、タクシーを呼んであげると言ってくれた。
その他にも人の優しさに触れる機会は一杯あった。
今回の台湾公演では呼んでくれた蔡ママと3兄弟は勿論、鬼の面を茶屋町鬼太鼓さんに、据え置き太鼓は台中の太鼓チームに締太鼓、桶胴太鼓は台北の太鼓教室でお借りした。
皆さんの協力があって初めて実現した。
感謝したい。
シェイシェイ
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