昨日国民文化祭の「洋舞フェスティバル」が倉敷市民会館であった。
今回の洋舞とは現代舞踊とバレエを指している。
本番はまず岡山」の現代舞踊による「COCOON」から始まり、埼玉、愛媛、岩手、北海道、京都、山口、静岡の方々の舞台が続いた。
そして最後に岡山のバレエ「夢かける」だった。
「夢かける」は倉敷の大原美術館創立の80周年に合わせてそのできて行く様子を表した作品だ。
大原孫三郎、児島虎次郎、奨学生達の話そして美術館に展示されているモネの「睡蓮」や「柳」「青い鳥」「扇の童女と笛吹き」また棟方志功の「門舞神」等をバレエで表現する。
私達は孫三郎が奨学生達を海外に送り出す場面。
孫三郎と虎次郎の夢を共有する場面
棟方志功の門舞神(神々の世界」
の3場面の演奏を受け持った。
演奏する場所は舞台前のオケピット(バレエ等でオーケストラが入る場所)だった。
私達は上手側で下手側には邦楽の方々が入られた。
今回はすべてが大掛りで天井から大きな造作品が降りて来たり、絵画を浮き上がらせたり、昔の倉敷から美術館ができて行く処を映し出したりと照明、音響、大道具さんのタイミングも非常に難しかった。
ただ舞台の総合的な演出がしっかりしていたので、皆でそれに合わせて行くという感じだった。
本番ダンサー、バレエリーナ達の踊りは皆素晴らしかった。
私達はオケピットの中から観ているのだが、作品の中に吸い込まれて行く感じだった。
おそらくお客さん達も同様だったんではないかと思う。
最後のカーテンコールが閉まるとバレエリーナ達も泣いていたし、先生方も泣いていた。
この1年以上懸命に練習し、作り上げて来たのだから感慨も一入だったのだろう。
前を踊る主役の子達も後ろで皆で合わせる踊るコールドバレエの子達も皆綺麗だった。
こんな作品に立ち会えて、私達も幸せだ。
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