2010年9月16日木曜日

直島

瀬戸内芸術祭が開かれている。
前回は女木島に行ったが、今回は直島だ。
女木島の時は男木島も一緒に行く予定だったが時間切れになった事もあり、今回は朝早く出た。
宇野港で9時22分発のフェリーに乗り約20分程で直島の宮浦港に着く。
まずはバスで地中美術館に行く。
平日にも関わらず訪れる人は多い。
入館の為の整理券を貰う。
2時間待ちだった為とりあえず先に李兎ファン(漢字が見つからない)美術館とベネッセハウスミュージアムに歩いて行く。
どちらも無駄な空間造りの天才、安藤忠雄氏の建築だ。
李兎ファン氏の作品は鉄板と石の組合わせが多い。
これが安藤氏の空間と非常にマッチする。
鉄板と石を置いただけのアートだから、訪れる人もただ鉄板と石を見ている。
ちょっと笑みがこぼれる。

ベネッセハウスミュージアムの各作品も単純で面白い。
石や流木を円形に並べただけの物、たくさんのウルトラマンのフィギアに万歳をさせ4分の1の円に並べ、それを2枚の直角の鏡に反射させ完全な円にして見せている物など非常にわかりやすくて気持ち良い。
また無駄な空間の中に寝転がれる大きな岩も置かれている。
私が一番面白かったのは壁に掛かかっている安藤氏の書いた島と建物のデッサンの絵である。
縦1m横2m50cmぐらいの額に入っているのだが、いい加減な事この上なし。
あんなのなら私でも描ける。
まあそのいい加減さが緊張感を解いて、リラックスを生んでいるのかも知れないが。

地中美術館も安藤氏の建築である。
やはり無駄な空間オンパレードだ。
その中にクロード・モネの作品やウォルター・デ・マリアの作品が飾られている。
どれも安藤氏の作る空間とマッチしている。
流石だ。

美術館を出ると一度宮浦港まで戻る。
出来たら男木島に渡ろうかと思ったが、時間的に難しい。
またまた2島追う者1島を得ずだ。
しかるに1島に絞ったからには銭湯に行こうと思った。
I ラブ 湯 と言う中にアートを飾っている変わった銭湯。
しかしながら行ってみると、たくさんの人が入る順番を待っている。
銭湯の順番待ちと言うのは本来リラックス出来る場所からしては逸脱している。
断念した。
しばし宮浦の昔ながらの家々の間を通っている小道を探索してから、もうj一つの港のある本村に行った。
ここでもアートを展示している場所を幾つか覗いた。
帰りは本村港からフェリーで宇野に。
一日中よく歩いた。
帰ってから少し酒を飲むと朝まで熟睡だった。

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