2009年10月15日木曜日

大名行列

今日は朝7時にメンバー3人が道場に来て、4人で岡山県の北西にある新見市に行った。
私達の道場は岡山県の南東の瀬戸内市にあるので、遠いと言えば遠い。言わなくても遠い。
前回、新見に行った時は2時間30分と予定してたのに、3時間かかってしまい、大慌てした。

だが、私達には学習能力があるので、入り時間が10時30分だったが、道場を7時30分に出発。
そして尚且つ、山陽町から総社まで高速に乗り、岡山市内の通勤ラッシュを避けるという技に出た。
おかげで10時には新見の目的地に着いた。

今日の催しは新見に300年以上続くという大名行列。
正式には「御神幸武器行列」、また一般には「土下座祭り」と言われている。

古き町並みを「下に~ 下に~ 」と侍が列を成して通る。
槍を高々と上げた侍達が通る。
また祭事であるらしく、御神輿も5~6台出る。
獅子舞も練り歩く。

庶民の人々は道の端にござを敷いて、座って見物する。
見物するのだから、頭は低くはなかった。
酒を差し出す人もいる。

こんな伝統が有り、由緒ある祭りがまだあるんだなぁと思う。
今日も全くの平日、木曜日である。
昔から毎年10月15日と決まっていて、動かさないのだ。
その一途さも凄い。

処でなぜこの祭りに私達が呼ばれたかであるが、以前新見市で仕事で来た時に、たまたまこの祭りの主催者のお一人が聞かれていて、呼んで下さったのである。

ただ、この時も演奏の後半はドラムスやジャンベを使い、賑やかにしていたのだが、この主催者の方はそれが気に入ってくれたのだそうだ。
で一応ドラムス、ジャンベを持って行ったのだが、現地に着き、あちこちの軒先に御神幸と書かれた提灯を見ると、いささか不安になる。
何しろ300年以上の歴史だ。

私達を呼んでくれた主催者の方が良しとしてくれても、他の大多数の方が納得してくれなくては困る。
急遽、1回目ステージの曲目を変更する。
前半の3分の2は渋く和太鼓らしい曲を続ける、そして後半3分の1をビートのある曲と比率を変えたのだ。

たくさんのお客さんが聞いてくれていた。
私達の演奏の後、しばらくして長い行列が通る。

そしてその後2回目のステージ、お客さんの変動があまりないように思われたので、曲目を変える事にした。
今度は前半3分の1が和太鼓らしい曲、そしてちょっと冒険だったが、ドラムスを使った曲のメドレーをした。
お客さんは結構乗ってくれた。
後主催者の方々の顔を拝見したら、皆さんも喜んでくれていた。
また是非来て下さいとのお言葉も戴いた。
ほっとする。


皆さんにお礼を言って、新見を後にした。

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