2013年9月11日水曜日

犬島One Drop Festival

三日間に渡って開かれた犬島One Drop Festivalが閉幕した。 気象も変幻自在に変り非常にドラマティックだった。 だが本祭りの後の夕焼けは1年前最初にここで夕焼け祭りをしようと決め想い描いた以上の夕焼けだった。 まさに天からのプレゼントだったのだろう。 この祭りはスローな時間の流れの中で自然のこと、地球のこと、そして私達自身の生き方を探れればということをテーマにしていた。 ゆっくりした時間とは本土のように車で乗り入れる事の出来ない中にあった。 祭りに必要な物の多くは船で運び港からキャンプ場までは島にある小さな軽トラックと徒歩で何往復もした。 食料も本土なら足りない物はちょっと車を走らせ購入できるが島ではそうは行かない。 兎に角不便だ。 しかしながら私達は便利さを幸せと感じて来た部分がある。 もし世界中の発展途上国が欧米や日本と同じ文化水準になれば地球は破綻する。 もし世界中の人々が平等に暮らして行く為には極力無駄を省き多少の不便さも享受しなければならない。 しかし便利さに慣れた人間が不便さを受け容れることができるのだろうか。 私個人としても1つの挑戦だった。 不便さをあえて楽しみ皆んなと一緒に力を合わせて乗り越えれば新しい展開が待っているような気がしたのだ。 実際力仕事も多かったけど、みんなその場でやるべき事を理解し無理なく事が進んで行った。 今回電源はソーラーシステムから取った。 雨が降ったり厚い雲の時は充電されない。 幸い本祭りの時も多少の雨が降ったが晴天の時もあった。 もし雨が降り続いたらイベントとしては難しいが昔の人は雨の止むのを待ったのだろう。 いろんな事を考えさされ体を動かし良い経験が出来た。 今回この祭りの意味を理解してくれ申し訳無い待遇の中即座に出演を決めて下さった素晴らしいアーティストの皆さん、参加してくれるお客さんの数もわからないまま試行錯誤してくれたスタッフの皆さん、そして何かがあると感じ集まってくれたお客さんすべてに感謝してます。 有難うございました。

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