私は村では崇高な福祉委員をしている。
まあ最初は村の持ち回りの役員の仕事に付加された形で始まった。
仕事は子供達や障害者、お年寄りが地域で日々楽しく生活出来るように手助けをする事だ。
私達の村は他所の田舎と同様高齢化が進んでいて年々子供が少なくなり今ではほんの数える程しかいない。
だから福祉の仕事もお年寄りを対象にしたものが殆どである。
私が委員になった時からふれあいサロンなるものが始まった。
みんなに公民館(村人はクラブと呼んでいる)に集まってもらい、音楽観賞をしたりマジック、腹話術を観たりを健康体操をしたりするのだ。
講師の方々は社会福祉協議会の方からボランティアで来てくれる。
こうして皆で観たり聞いたり体を動かした後は食事をする。
食材を買って料理を作ったり、弁当を取る事もある。
また年1回は福祉バスを借りて近郊に小旅行に出かける。
普段行動範囲が小さくなっているお年寄りにはちょっとした旅行でも楽しんで貰える。
こうして私も2年間福祉委員をしてきたが、今月一杯で任期を終える事になった。
今日は最後のお勤め敬老会だった。
宇摩さんにも来て貰い、民謡を聴き皆で一緒に唄った。
私も1曲だけ太鼓で参加した。
2年間で15回の催しだったが、すべて終わりほっとしている。
後は社会福祉協議会に報告書を出すだけだ。
今町内会長から次は民生委員をやれとのお誘いがあるが丁重にお断りをしている。
ちょっと休憩だぁ~
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