2012年1月29日日曜日

狂言

先日野村万作、萬斎氏の狂言を観に行った。
狂言は以前大阪で能と一緒に上演されたのを観た事がある。
能の幽玄な世界とは対象に滑稽な面白さが印象に残っている。
今回の出し物は「寝音曲」と「弓矢太郎」だった。
「寝音曲」は酒を飲んで妻の膝枕の上でないと唄えないと嘘をつく太郎冠者と唄わそうとする主人の話である。
「弓矢太郎」はいつも強がりを言っている太郎を仲間達が狐や鬼の怖い話をして脅かし、暗い天神の森に行かせる話だ。
両方とも筋は簡単明瞭、台詞も現代劇のように多くなく、合わせフレーズも多い。
一見演者は楽だなあと思う。
ただ声の張りは流石だなぁという感じ。
それとあのスローなタイム感は逆に現代人には難しいかと思う。
たまに歌舞伎や能、狂言を観ると日常と違う新鮮な感じを受け面白い。

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