2011年8月18日木曜日

阿波踊り

喪中ではあるが阿波踊りを観に行った。
阿波踊りは盆踊りでもあるのでたぶん母も許してくれるだろう。
私が大学の時に一緒にバンドをやっていたU君が鼓空のメンバー4人分の桟敷席を手配してくれていた。
朝仏壇に手を合わせてから4人でハイエースに乗り込み一路U君の住む鳴門市を目指した。
天気は晴れ渡っていたり、突如短時間ではあるが雨が降ったりと可笑しな感じ。
鳴門市に入ってから、私が昨年お遍路した時の一番札所霊山寺に寄った。
ここから始まるんだなぁ〜と感無量。
4人で参拝。
お寺の近くのうどん屋さんで昼食。
U君の家に2時頃着く。
U君と奥さんが出迎えてくれる。
広い敷地に部屋が幾つもある昔ながらの豪邸である。
ロックミュージシャンには一見そぐわない。
しかし流石1室には電子ドラム、ギター、アンプがセットされている。
早速2人で音を出す。
U君は何を弾くのかなぁと思ったら、DeepPurpleのHighwayStarいきなり早弾きの曲、嘘だろうと思う。
私達がいつもやっていた曲だった。
2曲目はCreamのSunshine of your love ハードロックの定番だ。
何十年ぶりの音合わせを楽しんだ。
夕方から5人で徳島市に向かう。
まずは通りすがら街の公園や商店街で地元の阿波踊りを観る。
みんな一生懸命、終わると周りの見物者の大拍手。
密着感が実に良い。
しばらく屋台で食べ物を摘んだり川の側でゆっくりしてから桟敷に行く。
6列ぐらいの階段状の桟敷が向かい合ってある。
その間を次々と各連が太鼓、三味線、笛の音に合わせて踊りながら来る。
これは圧巻だ。
太鼓は縦に担ぐ平太鼓、締め太鼓、そして桶。
リズムは各連によって皆違い、わざと早くなったり、遅くなったりする。
それは大きなチャンチキ(摺り鉦)の人が操っているみたいだ。
どの連もチャンチキの人が一番真剣な顔をしている。
チャンチキの速さが変ればすぐ太鼓、三味線、笛の速さが変り、踊りが変る。
実に見事だ。
踊りはやはり綺麗に揃った女踊り、腰を深く下げた男踊り、その対照が面白い。
特に有名連と称される処は呼吸もぴったしだ。
女の人も男の人も手の動きが綺麗だ。
大勢の踊り手、そして鳴り物、あれだけの人の呼吸が合うのはやはり、かなりの練習量そして、長い間の歴史に裏付けされているからであろう。

阿波の国挙げての阿波踊り本当に素晴らしかった。

0 件のコメント: