学生時代に一緒にバンドをやってたU君が奥さんを連れて徳島から来てくれた。
そのバンドの名前はオレンジ、若かりし私がビートルズのアップルに対抗して付けた名前だ。
VoG.G.Bs.Dsの4人編成。
U君はヴォーカルとギター、私はドラムスを叩いていた。
曲はハードロック、クリームから始まり、レッド・ツェッペリン、ジェフ・ベック、ディープ・パープル等の曲をカバーしていた。
夏はクラーも何も無い部室で滝のように流れる汗の中、ひたすら練習していた。
この時期は学生紛争の後期の頃でベトナム戦争反対から成田紛争の時代でもあった。
あまりの混乱の中、学校閉鎖ロックアウトもあった。
私はノーセクトではあったが、あまりの矛盾を感じて、デモに参加する事もあった。
機動隊とぶつかり、捕まりそうになった時友達が引っ張ってくれて何とか逃げた事もある。
やはり持つべきは友達だ。
こんな時代背景の中私達は音楽で社会を変えれると本当に思っていた。
実際音楽では「ウッド・ストック」が開かれ、「いちご白書」が上映されていた。
今この頃のバンド仲間と会い凄く懐かしく、またいろんな事を思い出す。
先が見えない時期であったが私達は本気だった。
U君もギターを続けているらしい。
また東京に住むもう一人のギターN君にも今U君と会っているよと電話したら、みんなで会いたいですねと言っていた。
N君も最近またギターを始めたらしい。
近い内に我がスタジオでオレンジが再結成できそうだ。
どんな音になるのだろう?
楽しみだ。
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