岡山県の東北部に位置する西粟倉、東粟倉に行った。
一番の目的は氷ノ山後山那岐山国定公園にある若杉原生林だった。
少し前に熊森協会の人達の案内で歩くという催しがあったが、私は所用の為参加出来なかった。
実際に行ってみると樹齢200年のぶな、かえで、みずならの木々が生え、そして吉井川の源流があり、気持ちの休まる処だ。
熊に注意の看板も立っていたが、もしここで会ってもお互いリラックスして会えそうという感じ。
昔はここらの山師の人達は山に入る度にいつも何匹かの熊に会っていたそうだ。
しかし今では岡山県で4頭しか確認されていない。
そしてその4頭の形跡も最近は見られないと言う。
熊が住む事のできる広葉樹林は水を豊富に蓄える事ができ、人にとっても非常に大切だ。
守って行かねば・・・
しばらく森林浴を楽しんだ後、東粟倉に行った。
ここの村には山際に愛の村パークという道の駅を大きくしたような処があり、以前鼓空も夏のイベントに参加させて貰った事がある。
久しぶりに中に入り、販売されている果物や野菜、加工品を見たりソフトクリームを食べてから、もう少し山を登り、野間さんという方の工房に行った。
彼はここで手作りの家具を作っている。
栗や山桜、樫、けやきで作られた手彫りの食器、机、椅子どれを見ても温かみがあって良い。
私はひと月程前からダラブッカを演奏する為の椅子を探していた。
これを見つけるのは簡単そうで実に難しい。
持ち運びの良い折りたたみ椅子で探してたのだが、座る処までの高さが38cmぐらいが理想なのだが、通常売られている物は46cmぐらい、今まで見た中で一番低いのは41cmだった。
椅子が高いと演奏中にダラブッカが前に転がるのだ。
早速野間さんの作られたスツールを拝見、座り心地はどれも抜群だ。
座り易いように尻の形に合わせて掘り込んである。
足の4本は猫足のようになっていて可愛い。
高さは39cm~41cmぐらい。
塗りも素材そのままを出した物、漆塗りの物、アクリル系の物とある。
野間さんは寸法希望を出してくれたら、作りますよと言ってくれた。
気になるのはお値段。
3万円から~だ。
出費のかさむ昨今熟慮が必要だ。
とりあえず、写真の入った印刷物だけを貰って失礼した。
いやはや、良い物は良いって感じか。
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