2010年2月15日月曜日

マクロビ

赤目塾の赤目は地名である。
川口さんの目が赤いのではない。

土曜日の夜、皆で夕食を摂ってから、川口さんの講義そして塾生からの質問タイムが始まる。
講義は8時過ぎには始まったが、終わったのは12時だった。
田畑についての具体的な話から、哲学的な話まで及ぶ。

自然農の基本を言うと

① 土を耕さない。
② 肥料を与えない。
③ 草も虫も敵とはせず、共存する。

大きくはこんな感じだ。
詳しく知りたい方は本も何冊も出されているので、読んで頂ければと思う。

ここで戴く食事は皆自然農で採れた野菜を使っている。
夕飯は雑穀米、味噌汁はいろんな根菜が入っていた。
野菜料理も手が込んでいて、一言では説明出来ない。
朝のパンも手作りだ。
どの料理も暖かい感じで美味しい。

いつもは土曜日の夜1泊して、日曜の朝は田畑に出て川口さんの実際の農法を教えてもらう。
今回は田の手入れ等が中心だったが、私達は作年教えて戴いたし、昼1時から大阪の国際会議場でマクロビの岡田定三さんの講演会があったので、赤目で弁当を戴き失礼した。

マクロビとはマクロビオティックの略だが、マクロとバイオとの合成語で、直訳すると「大きな生命観」となるらしい。
これではなかなか難しいが、自然の理に適った料理法を身に付け、その食事を摂って行く事で、体に自然治癒力を付け、精神も高まって行くという事らしい。

岡田定三さんはマクロビを伝えている正食協会の会長さんである。
本も数冊出されているので興味ある方は読んで頂きたい。

川口さんにしても岡田さんにしても、信念を持って生きて来られた方は、そのされている事柄から脱して、哲学、思想、或いは宗教観まで話が及ぶから面白い。

表面的な現代的感覚からすれば、ある意味地味だが、これからの人の生き方、世界のあり方、そして地球の環境をも左右する大きな要因になるだろう。

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