久しぶりにJAZZのライブを観に行った。
牛窓の古民家のお店「Tereya Cafe」さんである。
本当に小さいお店で、こんな処でライブできるのかなぁと思った。
だが、中に入ってみると、意外に人が入れる。
畳の部屋に座布団が敷かれ、周りにソファーや椅子が置かれていた。
客数は30人ぐらい。
ステ-ジは土間だった。
これはなかなか、涼しげでいい。
JAZZの演奏の前に、高木景子さんという方の、琴の演奏があった。
彼女は小さい頃から、生田流で習われてきたのだが、最近は現代的な曲を主に演奏されている。
今回3曲演奏されたのだが、初めの2曲は通常の琴より長く、また玄の数も多い物を使われた。
低音域が広く、ベ-スとメロディーの組合わせが大変心地良かった。
そしてその後、今日のメインのKYというデュオのグループの演奏が始まった。
仲野麻紀さんのサックス、メタルクラリネットと、ヤン ピタードさんのギター、ウードの組み合わせだ。
二人はパリのコンセルパトワールという音楽学校を出ているらしい。
私はメタルクラリネットを初めて見たが、やはり金属ッポイ音がした。(当たり前か・・)
ヤンさんはフルアコースティックのギターに一杯、エフェクター(足押し効果音製造機)を並べている。
押し間違えないかと思う程。
またウードという楽器も弾かれる。
エジプトの楽器で、マンドリンに似ている。やはりトレモロを生かした奏法をする。
二人の曲は即興的な物、パリを感じさせる物、エキゾティックな物と様々だった。
最後にKYさんと琴の高木さんとのコラボ。
曲は、かもめかもめ。
琴の音は、JAZZ的音の中、しっとりとしていた。
やはりいい楽器だなぁと思う。
今回、いろんな音の感じが聴けて楽しかった。
狭い空間での、ライブのやり方についても、参考になった。
私達も、小さい処は小さいなりに、お客さんの息使いを感じながら、いい演奏が出来ればなぁと思う。
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