2009年5月15日金曜日

山火事 2

火事は鎮火したと書いたが、先ほど裏の佐山に行った処、4ヶ所ぐらいから、まだ煙が上がっていた。

火事は伊部と佐山を結ぶ伊佐線沿いから出火したという。

そこから西の方向に山並みの上半分を焼き、拡がって行ったらしい。
広い範囲で焼き跡が続いている。

山の凹凸があるからはっきりはわからないが、おそらく横に4kmはあるだろう。

一番西の焼けている山の反対斜面の下の方にウチがある。

消防はフルーツパークに陣取り、そこからまだ忙しく動いていた。ヘリコプターはまだ頭上を飛んでいる。

ウチの方向には、もう余程の事がないと、火は来ないと思うが、昨晩は大変だった。

消防車は前の池の対岸に4台、また家の上がり口の辺に4台、それにウチの敷地に1台と万全な状態であった。

水を池から汲み上げる音、隊員同志のトランシーバーの声があちこちで聞こえる。

私も隊員達の足元が少しでも見えるように、山側の家の明かりを全て付けていた。

消防局と市の人達が、2度来てくれ、避難勧告が出る可能性があるので、いつでも出れる準備をしといて下さいと言われた。

私はとりあえず太鼓の梱包を始め、ハイエースに積めるだけ積んだ。
積めなかった太鼓は、一応山から離れた側に集めた。

暫く様子を伺っていたのだが、夜中12時半頃、内の近くの火の手は鎮まって行くようだった。

今回、大変驚いた事がある。

ウチの遊び猫のモーが、火の勢いが一番強い時に帰って来て、腹が減ったから、飯を食わしてくれと言うのである。

周りが騒然としている時にである。

本当に空気の読めない奴だ。

しかしもし私達が避難する事になったら、餌もやれなくなるので、とりあえず腹一杯食べさせる事にした。

今回、本当に大変な状況ではあったが、意外と冷静な気持ちでいる事が出来た。

やはり、前の大きな池が安心感を与えてくれたのだろう。


まだ完全鎮火したわけではないが、消防隊員の皆さん、本当にご苦労様でした。

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