2011年11月4日金曜日

山寺にて

昨日は美作の本妙寺に行った。
ガユーナ・セアロさんこと陽月院さんの講話があった。
陽月院さんは長年に渡りミャンマーやカンボジアやスリランカの孤児達の為に学校や施設を造られている。
一見ダライ・ラマさんにも似た大らかな感じのする日本人のお坊さんだ。

私が最初に陽月院さんにお会いしたのはもうかれこれ7~8年ぐらい前だろうか。
吉備の庵のような処で一人一人に説法されるという機会があり、私もアジアを旅しておられるお坊さんという事で興味が湧き、行かせて戴いた。
一人45分間程の面談だった。
部屋に入ると優しいお顔を拝見する。
師 「君は何か悩みはあるかねぇ~」
   から始まる。
私 「今特に悩みはありませんが陽月院さんにお会いしたくて来ました。」
師 「仕事は何をしているのかねぇ~」
私 「和太鼓を叩いています。」
師 「そうか太鼓を叩いているのか、太鼓っていうのは良いねぇ~太鼓は最後は舞に繋がるなぁ~。処で君は太鼓を叩いて疲れるという事は無いかねぇ~」
私 「時には疲れる事もあります。」
師 「わしの知っている老僧はなぁ、普段は杖をついて歩くのもやっとなんだが、いざ修行で山に登る時はさっさと登り若い僧もついて行かれない程なんだよ。どうしてかわかるか?
老僧はなぁ山の木々からエネルギーを吸い取り登るんだよう~」
私 「へぇ~」
師 「君もなぁ太鼓を叩く時はなぁ、お客さんのエネルギーを全部吸い取ってしまうんだよ。そうすると疲れるどころかますます元気になって行くから」
私 「はぁ~!?」
そうこう話を聞いている内に時間が来る。
最後に
師 「わしも君の太鼓を是非聞いてみたいなぁ~。しかしわしがもし観に行ってもわしからはエネルギーを吸うなよ。」

これが前回の話
今回は講話で最初福島に行かれた話をされ、それから集まった人のいろんな悩みに応じられた。
悩みを聞くと即座に明確に応えられる。
流石だ。
1時間半程の楽しい講話だった。
しかし終わった後私はぐったりとなった。
車で帰るのもやっとだった。
師にしてやられた。

今度11日に龍泉寺というお寺で「平和の絆祈願祭」というのがある。
宇宙神楽の日だが、その前にちょっと行ってみようと思う。
今度は吸い取らせて貰おう。

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