2010年12月22日水曜日

ひゅーどろろ

日、月曜日と上京した。
娘が出演する演劇を観る為だ。
娘は駆け出しではあるが演劇集団「円」の団員である。
今回両国のシアターXという劇場で子供向けの公演があった。
この企画は岸田今日子さんが子供の為にと立ち上げられ、今回で29回目となる。
劇場の中は300程席だが、一番前に桟敷席が設けられていて、子供達の座る処になっている。

演目は「ひゅーどろろ」
谷川俊太郎氏の作品で新作現代語狂言だ。
ひゅーどろろとはお化けが出てくる時の合図だそうだ。
面白く陽気なお化けが一杯出て来る。
昔おばけ、言葉お化け、ダメダメお化け、化け猫、モーツァルトのお化け、ふにゃふなやお化け、さめざめお化け、ゲームお化け、さておきお化け・・等

狂言を基盤にしているが、本来三味線、太鼓、包みで演奏する処を口で踊りながら唱和する。
息もぴったりで気持ちも弾んで来る。
ケチャのリズムを取り入れた処もあった。
大まかな内容はお化けはそんなに怖いものではなく、むしろ人間の心の方が怖いのでは・・・とか最近は夜もどんどん明るくなって来て、お化けの出れる場所が少なくなって来ているなど・・・をモチーフにしている。

お化けが桟敷の子供達に問題を出す場面もあった。
当然子供達からいろんな答えが返って来る。
それに対してお化けがまたアドリブで応じる。
なかなかのやり取りだった。

娘は今回ふにゃふにゃお化けを演じた。
動きは激しいのだが、背骨を全く感じさせなかった。
やはり小さい頃からバレエをやっていただけあって体は柔らかい。

芝居を楽しんだ後は娘のはけを待ってから、一緒に北千住のコズミック・ソウルというお店に行った。
ここは一昨年クリスタルボウルのShinさんとライブをした店だ。
ここのマスターはまだ若いけど民俗音楽が大好きで店の中にもジャンベやダラブッカ、二胡や口琴、その他いつも酒に酔って聞いても名前を忘れる倍音楽器等がある。
また彼はホーミーも唄う。
この日はベルギーから来ている青年もいて、皆でセッションをした。
東京に行き着けの店があるのは実に嬉しい。
翌日はまた娘と浅草寺にお参りに行き、屋台で食事をして、午後から千葉で久しぶりに昔からの二人の仲間にあった。
一泊二日の短い上京だったが、楽しかった。

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