2009年10月1日木曜日

ぼさつ

私は以前「ぼさつ」というバンドにいた。
このバンドは、一言で言えばヒッピーバンドだ。

私が最初に「ぼさつ」を知ったのは、ある大晦日の夜に千葉のマザースというライブハウスでの年越しライブでである。
その当時私は「K.B.B」というブルースバンドにいて、この時に一緒になった。
初めて「ぼさつ」の演奏を聴き、あまりに自由で懐の広さを感じ、こんなバンドなら一緒にやってみたいなぁと思っていたら、その後1年ぐらい経った時、その機会が訪れた。

ある企画で、龍一ちゃんとバンドを組み、出演する事になった。
そしてその練習場所として、連れて行かれた処が「ぼさつ」のメンバーが共同生活をしてた農家の一軒家だった。
そこの蔵がスタジオに改良されてたのである。

そこに訪れる度に、「ぼさつ」のメンバーと終わる事の無いセッションをするようになった。
そして前任のドラムスの方が都合が悪くなった事もあり、私が参加するようになった。
「ぼさつ」はそもそもはアメリカのカンサス大学で生まれていた。
その頃はアメリカもヒッピーカルチャーの真っ只中で、彼等もその流れを汲んでいた。

1年程、活動を共にしたが、皆根っこがヒッピーであるので、ばらばらに旅に出ることになった。
まずはインドに行き、ヨーロッパを回り、南米に行ったりしながら、最終的に、アメリカはサンフランシスコに集まり出した。
私もここで皆と合流して、再度「ぼさつ」として活動するようになった。

5年程シスコ近辺のベイエリアでバンド活動をしながら、共に過ごしたが、各自いろんな状況の中、生活の場所を変えらざるを得なくなった。
私も父が倒れ、母が一人になったので、岡山に帰ることになった。

そんな皆ばらばらになった「ぼさつ」が2003年の秋に、私達の道場に集まり、コンサートをした。
アメリカはシアトル、バークレー、ハワイ、そして千葉と愛媛からである。

その後、皆揃う事はなかったが、各自帰国する度に岡山に来てくれ、一緒に音を出した。
が今年メンバー2人が帰国、5人揃う事になった。
また昔千葉で同時期共にしたキャンディータイムというバンドの茂木兄弟も来てくれる。

せっかくの機会なので、10月25日(日)に岡山で開かれる「いわとわけ音楽祭」に鼓空と共に出演することになった。
また翌日26日(月)に私達の道場でコンサート兼セッション大会を開くことにした。
また熱い夜になりそうである。

今から楽しみである。

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