2009年6月11日木曜日

龍 ①

今年も10月24日に岡山の東山にある、玉井宮東照宮で、「龍神祭」が行われる。

今年はその前日にルネスホ-ルで前夜祭が開かれる事になった。

これは、昨年、一昨年と篠笛のことさんという方にゲストで来てもらっていたのだが、
今年はもう一人、天使の歌声の美咲さんという方も、お呼びすることになり、せっかく二人のすばらしいア-ティストに来てもらうのだから、鼓空と一緒に龍を招く為の、前夜祭をしようという事になったのである。

ことさんの篠笛は、なんとも言えない音色で、お宮の本殿にも、ぴったりと溶け合う。
昨年は私と即興演奏する機会にも恵まれた。

美咲さんとは昨年の大阪での「風人の祭り」で舞台を共にした。
彼女はギタ-1本で、弾き語るのだが、その声は透き通り、まさに天使の歌声だった。

私もお二人の方と演奏するのを大変楽しみにしている。

がしかし、楽しいだけなら言う事は何もないのだが、またしても試練が来た。

龍をテ-マにした演奏会なので、初め40分は音で龍の物語を綴ることになっている。
その物語を創るのを、どうやら私がしなくてはないらしい。

それで玉井宮東照宮さんから、神話の本をお借りし、読ませて戴いた。
神話にはたくさんの神々が出てくるが、すこぶる人間的だ。

龍と神話との関係を見てみると2箇所ある。

一つはスサノオノミコトが退治したとされるヤマタノオロチ、これは龍ではないかとの説がある。

もう一つは、海幸彦、山幸彦と豊玉姫の話に出てくるワニ、これが龍という説である。

物語にするのなら、神社の祭りであるし、神話から創るのが一番いいようにも思えるが、今一つ乗り気になれない。

理由は怒られるかも知れないが、私としては、神は人間的な思考からはずれた処にあって欲しいと思うのである。

というわけで、改めて「龍」とは一体何かについて、調べ考えなければならなくなった。

一作年の龍神祭の時にはライブハウス、ペパ-ランドの能勢さんが、龍についての本もお書きになっている事もあり、お呼びして伺った。

その時の話は視覚的には蜃気楼が海から空に立ち登る時に、そのように見えると仰っていた。
龍は中国の思想からとも言われるが、西洋にもドラゴンというものがある。

いずれにしても、人と、神とか宇宙の間に橋渡しする生き物のような感じがする。

風水のような気の流れではと、仰る方もおられた。

私はこんな事も考えた。人間には7つのチャクラがあり、すべての執着から解き放たれた時,下から上に、すべてのチャクラを通り、エネルギ-が突き抜けるとすれば、それは感覚的には龍のようかとも。

いずれにしても、龍を現実の中、物語にするのは、大変な作業かも知れない。
10月まで間に合うのだろうか。


先程、洞察力のある信頼すべき仲間の,龍一ちゃんに電話した。
龍の事を聞くなら、まず龍一ちゃんである。

があいにく電話には出なかった。

どうしたのだろう?

さては今頃、天にでも登っているのか?

手の水晶に気をとられて、携帯を忘れたのかも・・・・・・

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